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【連載】国内外のトレイルを駆けめぐる、大瀬和文の “GOOD LUCK!" Vol.2 海外レースの楽しみ方

2017.06.15

新連載、「国内外のトレイルを駆けめぐる、大瀬和文の “GOOD LUCK!"」。

ウルトラトレイルを得意とするトレイルランナー大瀬和文さん。数々の海外レースに出場している大瀬さんに話を聞いたところ、「海外レースでは、自分と戦いながら、他の選手とトレイルをシェアしている感じなんです。だから、レース中に追い抜かすときは、必ず“GOOD LUCK!”って言います」と、語ってくれた。“GOOD LUCK!”には、一緒にトレイルを走る人達への敬意と、国籍に関わらず、一緒にトレイルランを楽しもうという、大瀬さんのオープンマインドが表れている。

連載第2回では、大瀬さんの海外レースの楽しみ方をお伝えします。


 


■海外レース事前準備

海外遠征は、レースに出場することが全てではなく、日本を出国する前の準備から始まります。必要な物を一度広げて確認し、忘れ物がないようにすることと、不要な物を持って行こうとしていないかもチェックします。もちろん、初めて海外レースに行く場合は、何が必要で、何が不必要かわからないと思うので、周りの経験者から聞いたりするのも良いと思います。


レースに必要なウェア・シューズ・装備・補給食を忘れないように確認する

 

荷物の準備をしつつ、本やインターネットでこれから行く国の下調べをします。その国の文化、観光地、レースの歴史などを学んでおくことをおススメします。そうすることで、現地の人々とのコミュニケーションが取りやすくなります。せっかく日本を出て、海外レースに出るのですから、たくさんの人と接して楽しみましょう!

 

■積極的コミュニケーションのススメ

こちらがコミュニケーションを取ろうとすれば、現地の人々や同じレースに出る選手たちはフレンドリーに接してくれます。ですから、たとえ英語が苦手でも、伝えようという気持ちを持って接すれば、ある程度通じます。ブロークンイングリッシュでも問題ないのです! 特にレース中は友達を作るチャンス。同じ時間・同じ場所で同じ目的をめざして活動しているわけですから、仲良くなれないはずがない。”Hi!” ”Nice to meet you!” ”How are you ?”など気軽に話しかけてみよう!

 


海外レースでよく会い、仲良くなったサンゲ・シェルパ選手と記念写真をパチリ

 

■レース中のエイドでも交流を楽しもう

また、仲良くなれるのは、一緒に走るランナーだけとは限りません。エイドステーションにいるボランティアにも積極的に声をかけていきましょう!

エイドステーションは、ランナーにとって憩いのスポット。海外でも、その国ならではの食べ物が置いてあります。例えば、香港では、酢飯やカップラーメンなど日本人でも食べやすいものがあります。あまり日本と変わらないかな(笑)。その他にも、スープ・ホットチョコレート・白湯などもあります。特に白湯は食事を受け付けない時におススメの飲み物です。

フランスなどのヨーロッパの国では、チーズ・サラミ・コンソメスープ・パスタなど、ディナーのような食べ物がエイドに並びます。オーストラリアでは市販されているジェル・カップラーメン・パンなどがあり、私は手持ちのジェルをパンに塗って食べるスタイルが好きです。これは大瀬流です!

エイドで提供される食べ物は、もちろん国や各レースによって違いがありますが、色々と美味しいものがあるのは間違いありません。私が好きなウルトラトレイルでは、エイドを楽しめるのがいいところの一つです。

また、海外レースでありがたいのが、ボランティアスタッフの熱心なサポートです。日本では仲間がサポートに入ってくれて、いろいろと準備して選手を待ってくれています。しかし、海外では仲間をサポーターとして連れて行くことがなかなか出来ません。なので、エイドでは自分のことは自分でしなければならないと思いがちですが、実は、エイドのスタッフがとても親身にサポートしてくれるんです。

 


エイドスタッフが、大瀬さんがレース中に必要なものを広げて待っていてくれた

 

エイドが見えてくるとスタッフが走って来て、“water? coke? sports drink?”と聞かれるので、フラスクを渡すと、希望した飲み物を入れてくれます。その間、私は食べ物を補給します。また、ドロップバッグがあれば、スタッフが持って来てくれるので、ザックに物を入れ替えたりします。そうしていると、別のスタッフが水を補給したフラスクを持ってきてくれて、さらに、「これも食べろ!」と言わんばかりに食べ物も運んできてくれます。そして、少しゆっくりしようとしたら、「早く行け!」と言わんばかりに、エイドを出るようせかされます(笑)。ボランティアスタッフからも選手一人一人に対して、完走させたい、楽しませたいと言う気持ちが強く伝わってくるので、その気持ちがとてもうれしく、本当に勇気づけられます。

また、コースについても、「この先は上りがきつい」や「次のエイドは○○㎞先だから」などのアドバイスをくれます。私にとって、エイドスタッフはみんな仲間であり、サポートスタッフでもあります。そこで仲良くしてくれたスタッフは、後日写真やメッセージをSNSを通して送ってきてくれます。こういう交流は本当にうれしく思います。

また次の機会にその国のレースに出た時に、海外でできた友達に会えたら、とてもうれしいです。こうして、海外に行くと、”TEAM OSE”は常に即席で編成されています(笑)。

 


サポートなしでレース出場をしている大瀬さんを、海外レースのエイドスタッフが熱心にサポート

 

次ページでは、「フィニッシュした喜びを海外ランナーと分かち合う」について

 

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