MtSN

登録

第43回全日本オリエンテーリング大会、男子は尾崎が2年ぶり2回目の優勝、女子は稲毛が初優勝

2017.07.03

 2017年6月18日、競技オリエンテーリング・ロングディスタンス競技部門の日本チャンピオンを決定する第43回全日本オリエンテーリング大会が栃木県矢坂市で開催された。

 全日本大会出場資格の獲得が必要なE(エリート)クラスのほか、レベル、年齢別(10歳以下の部から、85歳以上の部まで)の男子29クラス、女子28クラス、計57クラスに673人がエントリー。 

 一般の選手権クラスの男子(M21E・距離8.5㎞、登距離390m)は尾崎弘和(トータス)が1時間9分18秒で、女子(W21E・距離6.0㎞、登距離305m)は稲毛日菜子(杏友会)が1時間5分48秒で制した。

 


男子選手権クラスを制した尾崎(写真=上林弘敏)


 尾崎は中学時代から競技オリエンテーリングに取り組み、ジュニア時代から数々のタイトルを獲得してきた。2015年には全日本オリエンテーリング選手権ロングディスタンス、およびスプリント男子選手権で優勝。昨年は7位だったが、今回は練習を積んできたというテレインで、2位以下に4分近くの差をつけ、ロングディスタンスでは2年ぶりに日本一に返り咲いた。


男子日本選手権者・尾崎選手のルート図
 

 

 女子優勝の稲毛は、日本学生オリエンテーリング選手権(インカレ)ロングディスタンスで3連覇(12~14年)、大学3年時で初出場した13年の世界選手権(WOC)で決勝進出、その後、全日本ミドル優勝、ロング2位と日本のトップで活躍。就職を機に競技からいったん離れたが、ナビゲーションがうまくいったときの喜びと楽しさに感じるオリエンテーリングの魅力が忘れられず、「もう一度世界の舞台で闘いたい」と、約2年のブランクを経て半年前から競技を再開、練習時間の確保など工夫しながらトレーニングを積んできた。全日本選手権への出場は3年ぶりながら、2位以下に10分以上の差をつける圧倒的な強さを見せ、念願のロング日本一に輝いた。


女子優勝の稲毛。3年ぶりとなる全日本選手権で強さを見せた(写真=上林弘敏)

 


W21E 女子日本選手権者・稲毛選手のルート図

 

 なお、ジュニア(20歳以下)クラスの男子(M20E)は佐藤遼平(東大OLK)、女子(W20E)は香取菜穂(千葉大OLC)がそれぞれ優勝した。

 6月30日~7月6日、エストニアにて世界オリエンテーリング選手権が開催。尾崎、稲毛をはじめとする日本代表選手の活躍に期待したい。
※World Orienteering Championships 2017 公式サイト
 
http://woc2017.ee/
 

■男子選手権者・尾崎弘和選手のコメント
「今年は、過去に私が多くの練習を積んできた地図だったので、自信をもってレースに臨むことができました。特に、冬場のトレーニングの成果が出てきていたので、当日は結果を意識せず、 淡々とかつアグレッシブに自分のやるべきことをやり続けられました。その結果が優勝だったと思います。全日本の優勝は今回で3回目、ロングの優勝は2回目です。ここから先は、かつての偉大な選手の優勝回数(※)に挑戦していく道になります。過去に道を築いてくださった彼らに並び、超えていけるようにこれからも挑戦を続けていきたいと思います」
※過去の全日本優勝回数…村越真が1994年から15連覇、計22回の優勝。

 


男子選手権クラスの入賞者。右端が尾崎(写真=上林弘敏)

 

■女子選手権者:稲毛日菜子選手のコメント
「学生時代からロング競技が一番の得意種目でしたが、全日本のタイトルは逃し続けていたので、念願の優勝を果たせて嬉しく思います。一度競技の世界から離れ、半年前からトレーニングを再開しましたが、ロングに向けて長時間集中力を保つことや心肺・走力ともに持久力を鍛えることが課題でした。まだ十分なトレーニングを詰めているとは言えませんが、週末は長時間高負荷トレーニングを心がけ、平日は仕事の合間を縫って工夫しながらトレーニングに取り組んでいます。エストニアで開催される世界選手権でもロング競技を走るので、今回の経験を自信にして世界の舞台でもベストなレースをできるよう全力を尽くします」

 


女子選手権クラスの入賞者。右端が稲毛(写真=上林弘敏)

 

 

<全日本選手権上位結果>

<男子>
1 尾崎 弘和 1:09:18 トータス
2 小泉 成行 1:13:04 O-Support
3 寺垣内 航 1:14:27 京葉オリエンテーリングクラブ
4 猪俣 祐貴 1:16:08 杏友会
5 松尾 怜治 1:16:50 東大OLK
6 堀田 遼 1:18:42 トータス

<女子>
1 稲毛 日菜子  1:05:48 杏友会
2 勝山 佳恵    1:16:03 茨大OLD
3 柳川 梓      1:16:26 京葉OLC
4 盛合 美誉    1:18:47 じゃじゃじゃOC
5 宮川 早穂    1:19:22 杏友会
6 落合 志保子  1:19:57 OLCルーパー

 

大会結果(ラップセンターのリンク)

https://mulka2.com/lapcenter/lapcombat2/index.jsp?event=4029&file=1

 

(構成=松田珠子)

関連ニュース

マメが! 股擦れが! プロテクトJ1で痛みよサラバ
股や乳首の擦れ、マメ、ふやけ・・。トレイルランナーの肌トラブルを、プロテクトJ1がしっかりブロック!
過去の記事を見る
MtSNが過去に掲載した注目の特集・連載記事のアーカイブ。ニュース記事のインデックスとしてご利用ください。
トレイルランPRニュース
イチ押しの大会や、最新のギアやサプリなどの注目情報はこちら!