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TJAR完走者に聞いた「山力」Q&A ~達人たちに学ぶ、山を走るときの心得~

2017.08.08

 

 トレイルランニング専門誌『マウンテンスポーツマガジン トレイルラン』の最新号2017夏号は、7/28より全国の書店と主要オンライン書店にて好評発売中です!

 

 特集は「山の知識も走りの力もステップアップ! トレイルラン必修講座」。トレイルランニングを安全に楽しむためには、「山の知識」が欠かせません。最新号、特集「山の知識」LESSON 04 では、「TJAR完走者に聞く『山力」Q&A』として、TJAR(トランスジャパンアルプスレース)完走経験のある8選手に、装備、ウェア、補給、安全管理等について質問しました。

 

 今回、誌面に掲載しきれなかったQ&AをMtSNにてご紹介。「山の総合力が問われる」といわれるTJARの完走者たちは、どう山に向き合っているのか。彼らのトレーニング、経験、工夫、考え方から「山力」を学びます。

 

 
構成/松田珠子 プロフィール写真/杉村 航、山田慎一郎、小関信平

 

※最新号では「今後やってみたい山行、チャレンジ」「山でのご褒美飯は?」「あなたが考える“山力”とは?」などの質問に関するQ&Aを回答していただきました。詳しく知りたい方はぜひ誌面の方をご覧ください! 以下のリンク先にて、最新号の詳細やオンライン書店のリンクを紹介しています。
 
 

 

■選手プロフィール
プロフィール(山歴等) ②月間走行距離 ③多いときの月間獲得標高
 

■松浦和弘(まつうら・かずひろ)
①82年静岡県出身、神奈川県在住。TJARは12年から3大会連続完走。登山歴12年 ②50~100㎞ ③15,000m

 

 
Q: ウェアで注意していることは?
A: 快適温度域の広いウェア、レイヤリングの選択(行動時、小休憩中のウェアの着脱が最小限)。季節、山域、山行スタイル等によって使い分け。

 

 
Q: 荷物の軽量化のための工夫は?
A: 所有ギアの重さのリスト化。山行毎に消費した食料と水をメモ、多すぎず少なすぎない適切な量の把握。

 

 
Q: 道迷いをしないように心掛けていることは?
A: 登山道をちゃんと歩いているか(登山道からはずれていないか)感覚を研ぎ澄ませ、怪しいと感じたらすぐに戻る。

 

 
Q: 地図読みやナビゲーションはどうやって身に付けた?
A: バリエーションルートを計画し、事前の予習、現地での実践、帰宅してからのGPSログでの復習。ロゲイニングやOMM等への参加。 
 

■飴本義一(あめもと・よしかず)
①66年広島県出身、神奈川県在住。TJARは08、12、14年に出場し完走(14年2位)。登山歴は学生の頃の数年&最近の10年程 ②平日の帰宅ラン15㎞〜25㎞。山に行ったときは無理のない範囲で下山後のロードランを組み合わせるなど。距離は日々意識してる訳ではないがおおよそ月間400㎞前後。年に1回は量を走る期間をつくるようにしている(夏場が多い)。その増量期間中は疲れとか気にせず(むしろ貯めてなんぼ)走る。ただ継続できないと意味がないので「明日も同じ練習ができるか?」を基準に量と動き方を微調整しながら黙々と走ります。 ③記録は残していないが、10,000mくらい?

 

 
Q: スリーピングギアと工夫は?
A: 快適な装備を用意する時と割り切って最低限にする時とがあるが、レースやその練習時はSOLエスケープライトヴィヴィと山と道のミニマリストパッド。濡れたり湿ったりしていてもあまり冷たさを感じず休める。寝られるかどうかは条件と眠気による。

 

 
Q: 荷物の軽量化のための工夫は?
A: 下山後の着替えやお風呂セットは持たない等、代用ができる装備の省略。個々の装備の軽量化については乾燥重量だけでなく濡れた状態で評価する。

 

 
Q: 地図読みやナビゲーションはどうやって身に付けた?
A: 普段の山行の中で自然にできるようになった事以外は特に何もしていなかったが、OMM JAPAN等をきっかけに読図練習会等に参加させてもらうようになった(とはいえ、それほど真剣に取り組んでいる訳でもないので、まだまだ基本的な事ができていなかったり知らない事もあったりします)。

 

 
Q: 疲れをためない工夫、日ごろのケア方法は?
A: 負荷の大きい練習や長時間行動した後は回復系サプリを利用するが常用はしない。普段は疲れが少したまっているくらいが丁度よいと気楽に考える。
 

■小野雅弘(おの・まさひろ)
①81年群馬県出身、神奈川県在住。12年TJAR4位、トルデジアン(330㎞)13年8位、14・15年5位。山歴30年以上(スキー含)。②特に気にしていないが多くても300㎞くらい。冬場は100㎞くらいかも。③特に気にしていないが15,000~20,000m程度

 

 
Q: 地図読みやナビゲーションはどうやって身に付けた?
A: 地図読み講習や書籍等で基礎を学んだ後、ロゲやアドベンチャーレースなどで実践。

 

 
Q: 道迷いをしないように心掛けていることは?
A: 現在地把握。地図から先の目標点やイメージを持ち、おかしいと思ったら確実な地点まで戻る。

 

 
Q: 疲れをためない工夫、日ごろのケア方法は?
A: 距離や計画に拘らず体調を優先してトレーニングや山行をする。日常的にストレッチや筋トレはしないが、時間があるときには初動負荷のジムに通っている。カイロ、鍼灸、整体院、接骨院など自分の体を理解してもらえる行きつけの治療院をいくつか作り、体の状態に応じて使い分ける。
 

■阪田啓一郎(さかた・けいいちろう)
①80年三重県出身、在住。TJAR2012年2位、2014年4位。数々のトレイルレースで上位入賞。山歴は10年ほど。②0~200㎞くらい ③1~20,000mくらい
 
Q: スリーピングギアと工夫 
A: SOLエスケープヴィヴィ。寒いので着れるものは全部着て寝る、マットは背中~おしりまでの最低限の大きさで、足元にはザックを敷く。

 

 
Q: 山行計画を立てる際に意識していることは?
A: 時間についてはあまり細かく計画を立てない。天候や体調でかわってしまうのが当たり前なので臨機応変に対応する。

 

 
Q: 荷物の軽量化のための工夫は?
A: 実際に山に行って、いる、いらないを決めていく。いらないものは持たない。

 

 
Q: 道迷いをしないように心掛けていることは?
A: 登山道を外さない、怪しかったらすぐもどること。

 

 
Q: 疲れをためない工夫、日ごろのケア方法は? 
A: どんなサプリより寝るのが一番効果的。あとは躊躇なく休むこと。調子が悪いときは思い切って1カ月以上休んだりします。
 

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