MtSN

登録

【連載】 山田琢也と奥宮俊祐の「TRANS ALPINE-RUN 2016」レースレポート 第3回:2ndステージ

2016.11.04

2016年9月4日~10日に開催された「トランスアルパインラン 2016」に出場した、山田琢也選手・奥宮俊祐選手。MtSNでは、山田選手・奥宮選手の現地レポートをFacebookを通してお届けし、大きな反響を呼びました。
連載第3回は、7日間のステージレースのうちの2日目です。2日目からは本格的な山岳パートに入ります。

「トランスアルパインラン」は、ドイツ・オーストリア・イタリアを通過する総距離247kmのトレイルレースで、特徴は、7日間のステージレースであること、そして2人1組で走らなければならないということです。山田選手・奥宮選手がトランスアルパインランに出場することになった経緯は、下記の記事をご覧ください。

「山田琢也選手と奥宮俊祐選手がぺアを組み、7日間のステージレース、総距離247kmの「TRANS ALPINE-RUN」に参戦!」

 

《山田琢也選手のレポート》
2nd Stage: Lermoos — Imst 
Distance: 33.8km / pos. vertical: 2023m / neg. vertical: 2237m
●5位 3時間21分

2日目は、この後の激しい山岳地帯へ突入するための序章とも言える。Lermoosの市街地をスタートすると、すぐに最初の山を登る。標高1663mまで高度を上げ、そこから、第1エイド のある標高1176mの Fernpass まで素晴らしいパノラマが広がる激しい下り坂を降りる。その後、西に向かってTegestalthe から標高2000mを超えるGrubigjöchl へ行くはずだったが、今日は雨のためBプランのルートに変更になった。2000m超えの高山を避け、麓のゆるやかなトレイルを進み Imst のフニッシュに向かっていく。距離は変わらず34km弱だ。

 

「補給のタイミングを揃える。ディスカッションする。リラックスして走る」。この3つが今日の レース中のポイントだった。 前半の登り坂はおっくん(奥宮選手)との距離が多少離れても、自分のペースを貫こうと思っていた。個人的には、昨日のレースへの入りの悪さもあって、慎重だったかもしれない。おっくんとの距離が少し離れてしまうことに不安を感じながらも、追いかけることはせず、自分のリズムで走り続けると、どんどんテンポが良くなってくるのを感じた。

 

最初の山を登りきったところで、おっくんと合流。そこからの長い下りは私から前に出てペースを作らせてもらった。トレイルでは後ろを走るより前を走っていたほうが、視界もよくて走りやすくリズムを作りやすい。後半はコース変更により、ひたすら走れるトレイルを2人でペースを作りながら進むと、前半は10位以降のポジションだったのだが、じわじわと順位を上げて5位でフィニッシュすることができた。

 

昨日は狙い過ぎて動きが硬かったので、今日はリラックスを心掛けた結果、予想よりもずっといい順位でフィニッシュできて嬉しい。筋肉へのダメージは計り知れないが、メンタル、内臓系の疲労も昨日よりもずっと良い。ペアレースとはいえ、サッカーや野球のような連携はない。結局は自分の脚で進まなければな らない。そう考えると、協力するところと、無理にペアで走ることを避け、個性を大切にするパートがあってもいいと感じた。ただし、パートナーと2分以上離れて走るとペナルティがあるので、その範囲内での話だ。

 

明日はいよいよ全ステージ中、最難関ルートである3rdステージだ。マップのスパイク状の高低図を見ただけで吐き気がしてくる。明日の作戦は・・・。明日のことは明日考える」と言うことになった。

 

 

奥宮俊祐のコメント

とっても気持ちよくフィニッシュすることができた。 昨日のレースを思い返すと、「がんばらないと!」という気持ちが出過ぎてしまい、無駄に力んでいたように思う。 しかし、今日は琢也さんを信頼して、リードする時も、リードしてもらう時も、リラックスして走ることができた。走っていて心地よく、景色や会話を楽しむ余裕すらあった。 今日は、2日目にしてチーム力を発揮できたと感じた。明日以降、この調子で総合順位を上げていきたい。

 

 


2nd ステージ、フィニッシュ! 今日は思い通りのレースができた!

 


雨でかなり寒いけど、2人だとテンション上がりますね。心強い

 


帰ってきてすぐにすることは洗濯・・・

 

 

【連載】 山田琢也と奥宮俊祐の「TRANS ALPINE-RUN 2016」レースレポート 第1回:レース前日

【連載】 山田琢也と奥宮俊祐の「TRANS ALPINE-RUN 2016」レースレポート 第2回:1stステージ

「山田琢也選手と奥宮俊祐選手がぺアを組み、7日間のステージレース、総距離247kmの「TRANS ALPINE-RUN」に参戦!」


山田琢也&奥宮俊祐による「トランスアルパインラン2016報告会」の参加者募集中。12/5(月) 19:30、東京・神保町で開催
 

Trans Alpine Run 2016 スケジュール 

9/4 第1ステージ / 36.5km (2088m)
ガルミッシュ-パルテンキルヘン(ドイツ)→レルモース(オーストリア)

9/5 第2ステージ / 33.8km (2023m)
レルモース(オーストリア)→イムスト(オーストリア)

9/6 第3ステージ / 47.9km (3037m)
イムスト(オーストリア)→マンダルフェン-ピッツタール(オーストリア)

9/7 第4ステージ / 25.9km (1887m)
マンダルフェン-ピッツタール(オーストリア)→ゼルデン(オーストリア)

9/8 第5 ステージ / 33.3km (1453m)
ゼルデン(オーストリア)→サン・レオナルド・イン・パッシーリア(イタリア)

9/9 第6ステージ / 33.6km (2440m)
サン・レオナルド・イン・パッシーリア(イタリア)→サレンティーノ(イタリア)

9/10 第7ステージ / 36.4km (1934m)
サレンティーノ(イタリア)→ブリクセン

総距離 247.2km 累積標高1万4862m

()内は累積標高

 

Transarpine-Run 公式ウェブサイト http://transalpine-run.com/en/

関連ニュース

過去の記事を見る
MtSNが過去に掲載した注目の特集・連載記事のアーカイブ。ニュース記事のインデックスとしてご利用ください。
体内エネルギー効率を上げる!
より長く・速く走るなら、糖(グリコーゲン)の回復と脂肪燃焼に注目せよ
トレイルランPRニュース
イチ押しの大会や、最新のギアやサプリなどの注目情報はこちら!