MtSN

登録

自立式で500g台の超軽量を実現。1人用ドームシェルター・クロスオーバードームfが6月発売

2017.03.15

 自立式のミニマルなシェルターとして大人気のクロスオーバードーム。昨年の発売開始以来、数量限定生産のため、入手困難な状態が続いている。クロスオーバードームは重量700g、幅210㎝×奥行100㎝×高さ105。1人用としてはやや余裕があり、緊急時にはぎりぎり2人が入れるというサイズ感である。

 このクロスオーバードームに今年6月、さらなるコンパクト化を究めた「クロスオーバードームf(エフ)」が追加される(写真下)。fには、free(自由)、 fusion(融合)、 focus(集中)、 flex(柔軟さ)、 fast(速さ)、 frontier(最前線)、 force(力)、 feel(感覚) など、より一歩進んだ体験を得るためのアイテムとして、地球をクロスオーバーする人々から感じるイメージの頭文字の意味があるのだそうだ。

 このf、究極の1人用をめざした結果、サイズは幅200×奥行75×高さ95、重量は570g(乾燥時平均。スタッフバッグ、シームテープ含む)となった。ポールを2本使用するクロスポール式の自立式ドーム型シェルターで、ここまで軽量なモデルがかつてあっただろうか? 本体の生地とポール2本だけで自立するので、極端にいえばペグもガイライン(張り綱)もいらないのだ(もちろん風に対する強度は落ちるが)。軽量化のため、縫い代を1㎝から0.7㎝へ、ポール受け部生地を420デニールから210デニールへ、ベンチレーターの張り出しを16.5㎝から11㎝へ、などなど、さまざまな仕様変更を加えている。

 570gという重量は、1人用ツエルトよりは重いが、ツエルトはトレッキングポールなどの支柱、ペグ、ガイラインも必要だし、きれいに設営するには経験が必要だ。

 トランスジャパンアルプスレース2016で、29選手のうち26選手が使用していたストックシェルターと比較すると、ストックシェルターはトレッキングポール2本が必要で、重量は270g(ペグ2本込み)とfの半分以下だが、居住性はかなり違う。ストックシェルターは足先にいくほど細くなる構造のうえ、生地をピンと張ることが難しいため、生地に足が接しやすい。生地が結露していると、足は冷たいし濡れてしまう。ドーム型テントとまったく同じ構造のクロスオーバードームは、生地がピンと張っているので体が生地に接しにくい。しかも、クロスポール式シェルターにありがちなインナーポール式ではなくスリーブ式なので、設営の簡単さはドーム型テントとまったく同じなのだ。

 


エントランスの縦方向のファスナーは上下から開けられる
 

 

 もちろん、テントと違って生地の通気性がないため、結露や酸欠の危険があるという、シェルター・ツエルト特有の問題はどうしても防げず、そのため常時換気が必要だ。しかし、縫い目は完全にシーム処理され、生地も防水透湿コーティングが施されているため、結露の度合いはかなり軽減されている。結露を防ぐための換気システムとしては、ベンチレーターが2カ所あり、エントランスの縦スライダーは上下どちらからでも開けられるため一気に換気することもできる。

 また、軽量化を優先しているため、強度は最低限しか確保されていない。見かけはテントでも、誰もが使いこなせる道具ではなく、豊富な登山経験がなければ危機的状況に陥るリスクがあることは十分に理解しておきたい。

 


エントランスを開けた状態。縦方向に入り口があるため間口の狭いスペースでも設営が可能
 

 


使用時と収納時の寸法

 

 発売は6月の予定だが、ヘリテイジのオンラインショップ分は既に予約完売。カモシカオンラインショップでの販売予約受付は3/14から始まっている。SNS等の反響を見ても、クロスオーバードームfの注目度は非常に高く、早期に売り切れるのは必至だろう。

 

■クロスオーバー ドーム f(エフ)
3万5640円(税込)
素材:15Dナイロンリップストップ・透湿ポリウレタンコーティング(耐水圧1000㎜/平方㎝、透湿量8000g/㎡/24hr)
ポール:アルミ合金中空ポール(7001-T6)、直径7.5㎜、ショックコード内蔵
重量:570g(本体304g、ポール266g)※乾燥時平均
サイズ:幅200㎝×奥行75㎝×高さ95
カラー:フォレストグリーン

 

ヘリテイジ クロスオーバードームf特設サイト

カモシカオンラインショップ(クロスオーバードーム特設サイト)

 

関連動画

関連ニュース

過去の記事を見る
MtSNが過去に掲載した注目の特集・連載記事のアーカイブ。ニュース記事のインデックスとしてご利用ください。
注目のサプリATHLETE Q10 MAX
エネルギーを生み出す鍵は「還元型コエンザイムQ10」にあり! カネカから注目のサプリ「ATHLETE Q10 MAX」が登場
トレイルランPRニュース
イチ押しの大会や、最新のギアやサプリなどの注目情報はこちら!