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滑るだけのスキーは卒業。Ski Mountaineering(=SKIMO)が楽しい!  ~「パラダ山岳スキーナイトレース」参戦レポート~

2017.03.14

 欧州のトレイルランナーが冬場のトレーニングとして行なっているという「山岳スキー競技」。「Ski Mounteneering(=SKIMO)」とも呼ばれ、日本国内でも少しずつ広がっている様子。まだまだレース数は少ないですが、初心者の参入も増えてきています。
 ここでは、2月12日(日)夜に開催された「第2回 パラダ山岳スキーナイトレース」(ショートコース)で山岳スキーにデビューした、井上ゆきさんのレースレポートを紹介します。

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文=井上ゆき

 目の前に南パラダのゲレンデ。見上げると白い斜面が山頂までつながっている。リフト2本分。これを登っていくんだ。
「3、2、1、フォフォーッ」
 スタートの号砲、歓声と同時に、私の山岳スキーレースが始まった。加藤淳一さんや小川壮太さんといった山岳スキーの日本代表選手たちが颯爽と飛び出していくなか、私は歩きながらスタートしている後方の選手たちを見よう見まねで登っていく。
 あっという間に、列の最後尾になった。

 


「パラダ山岳スキーナイトレース」スタート直後の風景
 

 

■レース当日の朝8時から特訓

 1週間前、友人である山と溪谷社のヨコオちゃんに「パラダの山岳スキーレースに申し込んじゃったから、ゆきさんも一緒に行こうよ!」と誘われた。レースの概要を確認しようとホームページを見てみたら、「今のスキーに飽きているあなた!」という呼び文句が。「あ、これ私!」。これで出場することに決めた。
 父親がスキー指導員をしていた影響で、私は滑るだけなら35年くらいはスキー歴がある(基礎スキー)。でも、スキーを履いて山を登ったことはない。山岳スキーの道具も持っていない。しかし、道具はレンタルも可能とのことで、ヨコオちゃんがあっさり道具レンタルの手配をしてきてくれたため、無事にエントリーは完了。ロングとショートがあったが、初めてなのでショートコースへエントリーした。
 レースのスタートは、スキー場営業終了後の17時だが、当日は朝8時には現地に着いた。なにせ初めての山スキー。レース前に、技術のお勉強をしなくては!
 まず、山岳スキーレース用の板を持って驚く。「軽っ!!」。スキー板を担いで登ることもあるそうで(後述:ツボ足セクション)、バックパックにスキー板を取り付ける方法から教えてもらう。そもそも、山岳スキー用のバックパックも持っていない。そこで、旦那さんに借りてきたトレランザックに、ヨコオちゃんがホームセンターで買ってきてくれたバンジーコードと結束バンドを結びつけ、即席でレース用のバックパックが完成! これで、板はそれなりにしっかりと固定できることがわかった。
 


レース用のスキー板を担いだところ。様になってる?
 

 続いて、スキー板に“シール”を取り付けたり、取り外したりする練習。シールとは、板の滑走面にペタペタッと貼り付けるもので、アザラシを意味する英語が由来だ。昔はアザラシの毛皮(現在はナイロンやモヘア製)を貼り付けていたとか。これを装着すれば、スキーを履いたまま斜面を登ることができるという優れもの! シールを、斜面を登るときには着けて、滑るときには外す。事前に動画を何十回も見てトップ選手のやり方を予習してきたものの、見るのとやるのでは大違い!! なかなかスムーズにいかず、もどかしい……。着けて、外す、の練習だけなのに、もう熱い。
 スキーヤーがあふれる日中のゲレンデでは、山岳スキーの登り練習は禁止されていたため、歩きの練習を軽くしただけで、実際に登るのはぶっつけ本番となった。


 これは、レース前に配布されたパラダ山岳スキーナイトレースのコース図。ショートコースは南パラダから山頂経由で北パラダセンターハウス前への往復。ロングコースはレガートコースの往復が加わる。「パラダスーパーカーブ」は南パラダ山頂から北パラダへ向かう、急カーブの細い林道だ。

 

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