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北アルプス縦走トレイル(単独)

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宮野 義則さん
  • TR POINT
    0293.28
    pt
    00700
    位/01685
地域
中部 剣岳、立山、薬師岳、黒部五郎岳、三俣蓮華岳、槍ヶ岳
日程
2017年08月14日(月) ~ 2017年08月16日(水)
スタート地点へのアクセス
その他
ロードは全てランもしくは徒歩での移動
天候
初日:朝のうち霧雨、のち晴れ、2日目:雨(濃霧あり)、3日目:雨

行程

  • 水平移動距離
    136.6km
  • 総標高差
    UP0008862m
    DOWN0008168m
  • タイム
    61:47:00
  • 平均時速
    2.2km
[1日目] 2017年8月14日(月)天候:晴れのち曇り
*剣岳~カニの横ばい~一服剣までで20分各渋滞あり。
*立山~一ノ越山荘で渋滞あり。
早月川河口(0:00) →(ロード28km)→ 馬場島(3:35) 以下、山岳区間
馬場島 → 剣岳(8:25) → 剣山荘(10:20)→ 剣御前小屋(11:49)
→ 立山(雄山)(13:45) → 一ノ越山荘(14:21) → 龍王岳(14:27)
→ 五色ヶ原山荘キャンプ指定地(16:34) シェルタービバーク
標準コースタイム27時間55分 実行動時間16時間34分(短縮率59.3%)

[2日目] 8月15日(火)天候:雨
五色ヶ原キャンプ指定地(3:19) → 越中沢岳(5:00) → スゴ乗越小屋
(6:49着;7:08発) → 薬師岳(9:46着;9:55発) → 太郎平小屋(11:19)
→ 北ノ俣岳(12:42) → 黒部五郎ノ肩(15:55) → 黒部五郎小舎(16:45)
標準コースタイム18時間30分 実行動時間13時間26分(短縮率72.6%)

[3日目]8月16日(水)天候:雨
黒部五郎小舎(3:10) → 三俣蓮華岳(4:30) → 双六小屋(5:43)
→ 槍ヶ岳山荘(8:30) → 槍沢ロッジ(10:58) → 上高地(13:47着)
山岳区間 標準コースタイム16時間15分
以下、ロード32km(ロード標準コースタイム8時間)
上高地(14:40発) → 大正池(15:10) → 奈川渡ダム(18:05)
→ 新島々(19:50)
標準コースタイム24時間15分 実行動時間16時間40分 短縮率68.7%
(1日目)
全て各駅停車で自宅最寄りの東飯能駅から西魚津駅まで移動。早月川河口を0時に出発し、夜通しロードを走って剣岳に登頂。私は大学時代に山岳サークルで剣岳~上高地を40kgほどのザックを背負って2回歩いているが、約25年ぶりのこともあり、当時を思い出しながら歩いた。

そのときは馬場島までタクシーで、さらに日中であったことから馬場島の登山口はすぐにわかった。しかし、この日は夜で登山口が見えず、5分だけロードを行って気がついて戻った。馬場島にはトイレに汲める水があった。

早月小屋まで急な登りが続き、小屋からヘルメットを着用した。岩場エリアが出てきて、上からの落石がないとはいえないので、ヘルメットを持っていて少しだけ安心できた(少なくとも頭は保護できるため)。山頂についてからも、カニの横ばいなど岩場区間が長く続くが、渋滞もしているのと、急ぐと事故の確率が高まる区間であるので、落ち着いて慎重に進んだ。

一服剣からは剣岳前後のような岩場区間は少なくなるが、長いアップダウンのある山々が続いた。立山(雄山)を越えてから一ノ越山荘に下る区間ではお盆ということもあり観光客が多くいて、コースタイムはほとんど短縮できなかった。一ノ越山荘を越えてからは急に観光客が全くいなくなり、一人旅になる。ザラ峠までは以外に長い。夕方が近づくにつれ、五色ヶ原が見えてきた。ほぼ予定通りに五色ヶ原キャンプ指定地に到着。

(2日目)
五色ヶ原キャンプ指定地を出るのが遅くなってしまい、悪天候(雨)ということも重なって後々までそのことが響く。1日目で食糧が減ってきたこともあり、2日目は朝食・昼食とカップラーメンをスゴ乗越小屋、太郎平小屋で食べた。

黒部五郎岳の登りはなかなかの傾斜。頑張ってもなかなかスピードを上げるとまではいかない。少しだけ雲の切れ間ができ、そこから黒部五郎が見えた。昼過ぎから雨が本格的になり、夕方以降の当初の予定(槍ヶ岳山荘を越えて殺生ヒュッテまで)が時間的にも天候的にも厳しいので、黒部五郎小舎でこの日の行動を打ち切った。

天候が思わしくないので新穂高温泉に翌日下る選択肢も考えたが、暴風雨とまではいかない天気の可能性があったので、熟考の末、当初の予定(上高地を経て新島々)で進むことにした。

(3日目)
夜明け前くらいに三俣蓮華岳を越え、槍ヶ岳山荘に向かう。槍ヶ岳山荘の直下の登りはなかなかのものであったが、ここを乗り越えると下り基調となるため、力を振り絞って登る。槍ヶ岳山荘に着きカップラーメンを食べ、家族にも悪天候等で下山が遅れていることを電話連絡した。

槍ヶ岳山荘から横尾まではほぼ下り基調であり、ガンガン下る。槍沢小屋くらいから道が平坦になってくるため、上高地までトレイルランのレースよりも少しゆっくりのペースで走った。

上高地に着き山岳区間が終わったため、ここで昼食としてラーメンを食べ、大休止した。しかし、ここから恐怖のトンネル区間が始まった。大正池で反射板を付け、赤色灯を点灯し、上高地トンネル、および釜トンネルを下る。昔の釜トンネルはとても恐ろしいトンネルを恐れられていたようだが、歩道がしっかり付いているのでそこまで怖くはなかった。

ここから9本ほどのトンネルは、1本を除いては歩道がしっかりついているので怖いとまではいかなかった。しかし、奈川渡ダムに近づくにつれ、歩道がほどんどなく退避する幅しかないトンネルがこれでもかというくらい続いた。そうしたトンネルでは壁にへばりつき、体が真っ黒になった。赤色灯がなければ怖くて到底走れない。

当初は早朝に通る予定であったが、悪天のため下山が遅れ、交通量の最ピークである夕方に通ることになってしまった。途中で「車にお乗せしましょうか」とトンネルを出たところで親切に声を掛けられた。しかし、最後(新島々)までいくことが目標だったので、ランを継続した。

奈川渡ダムからは、木曽駒ヶ岳を経て駒ヶ根、駒ヶ根から市ノ瀬を経て仙丈岳、両俣小屋までを今年の6・7月に走っている。奈川渡ダムまで走ることで日本海から両俣小屋まで細切れながら全て走ったことになり、あとは8月下旬に南アルプス中部・南部を経て太平洋に下ることで、日本アルプス全縦走が完了する。そうした状況であったので、車に乗せてもらう訳にはいかなかった。

なんとか明るいうちに奈川渡ダムに到着し、これまでの走った区間と連結をできた。ここからは新島々までロードを下るが、歩道のないトンネルも多く、夜も暮れてさらに神経が擦り減った。奈川渡ダムを越えて3kmくらいのところでザックのショルダーストラップが切れ、応急処置してなんとか新島々まで降りた。

新島々には19時50分に着き、自宅にこの日に帰れないため、松本駅前の松屋で牛丼の特盛を食べ、ビジネスホテルの風呂に入ってゆっくり静養した。実感として、このロード区間はこれまでの生きてきた中で「怖い」と感じた3本の指に入るかもしれません。

次週は南アルプス中部・南部~太平洋縦走が控えていますが、脚がむくんでいるので何とか治さねばなりません。明日夕からは子どもたち二人と標高2000m以上での高地露営です。山づくしの日々が続きますが、夏季は山を歩きやすいシーズンで、9月からはトレイルレースをメインで活動するので、あと半月ほど本格的な山岳活動を頑張りたいと思います。

装備

ノースフェイスFP25、学生時代に使用していたヘルメット、カルドラド(トレランシューズ)、ストックシェルター、ストック、エスケイプヴィヴィ、ヤッケ(カモシカオリジナル)、速乾性インナーウエア(上下)、ハイドレーション、デジカメ、赤色灯、反射板、地図(エアリアおよび地形図、印刷した道路マップ)など

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