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福島県/安達太良山アドベンチャートレイル

ハイカーの少ない塩沢登山口から百名山を攻める!

紹介者

地域
東北 福島県
標準歩行時間
11時間 15分
走行距離
23.6km
標高差
上り:2,079m 下り:2,077m

FKTランキング

RANK Name Time Data
1 眞舩 孝道 05:26:55 2014.08.14 ≫詳細を見る

概要

走行適期

コースマップ

行程

■安達太良山(塩沢登山口発着)アドベンチャートレイル
塩沢スキー場・・・くろがね小屋・・・峰の辻・・・安達太良山頂・・・牛の背・・・馬の背・・・鉄山・・・鉄山避難小屋・・・胎内岩・・・硫黄川沿い・・・沼尻登山口・・・硫黄川沿い・・・胎内岩・・・鉄山避難小屋・・・箕輪山方面へ・・・笹平(僧悟台分岐)・・・塩沢スキー場

ハイカーが比較的少ない二本松塩沢スキー場がスタート地点。
沢あり、鎖場あり、爆裂火口ありと、山の知識と十分な装備が要求される経験者向きのコース。
近くには塩沢温泉や岳温泉があり、とくに岳温泉は温泉街も賑やかゆえアフターも充実している。

 

■コース情報

 ●アクセス方法
  
二本松塩沢スキー場ホームページをご参照ください
  http://www.tohoku-safaripark.co.jp/ski/?page_id=14

 ●トイレ
  発着点の塩沢スキー場駐車場入口公衆トイレ、くろがね小屋
 ●水場
  2箇所 。(①入山直後(金剛清水) ②くろがね小屋手前(銀明水) ※写真あり)
 ●難易度
  中級者~上級者レベル(沢を渡ったり、岩場を昇り降りしたりとアドベンチャー的要素が大きいコース)

 

 日本百名山のひとつであり、福島県を代表する名峰「安達太良山」(標高1,699m)。詩人、高村光太郎の『智恵子抄』に出てくる「ほんとうの空」のフレーズが有名ですね。
 安達太良山への主な登山口は7箇所(奥岳・表・石筵・沼尻・塩沢・横向温泉・野地温泉)あり、あだたら高原スキー場の「奥岳登山口」がもっともメジャーな登山口です。
 今回紹介するコースは、ハイカーが比較的少なく、アドベンチャー要素バツグンの「塩沢登山口」を発着点としたコースです。

 塩沢スキー場駐車場からすぐの登山道入口より、まずはくろがね小屋を目指します。「1/30」から番号札が掛けられており、くろがね小屋までの道のりを「30」に分けた目印となっています。上り基調のシングルトラックが続きますが、滑りやすい路面でもあるので、慎重に足を進めてください。

 
▲自分がどの当たりまで来ているかの目安になります     ▲入山してすぐ水場①「金剛清水」あり

ちょうど中間点あたりに位置する「屏風岩」

 

 渓谷沿いのトレイルなので、奇岩や滝など「ふくしまの水 三十選」に選ばれた美しい水や景色を充分に堪能できるルートです。何度か渡渉もあります。鎖を使ってよじ登るようなところもあり、まさにアドベンチャートレイル!


▲天候が荒れた翌日などは増水に注意

 

 番号札「28」「29」番を超えると開けたジープ道の分岐に飛び出ます。分岐右方面へ進めば、もう少しでくろがね小屋。くろがね小屋の姿も見えてきたころ、左手に清水が湧き出ています。


▲水場② 銀名水


 標高約1400mのくろがね小屋(http://www.tif.ne.jp/soumu/kurogane.htm)は源泉かけ流しの山小屋温泉宿。山中にあるので、歩いて(走って)しか行けない宿です。
 食事は宿泊者のみですが、県産品ジュース、ビール、ポカリスエット、コーヒー、カップラーメンなどが販売されており、休憩も出来ます。トイレも無料でお借りできます。


▲くろがね小屋では日帰り入浴も可! 大人410円(消費税等込)、小人210円(消費税等込)

 

くろがね小屋から先はゴツゴツした岩、ジャリジャリした路面を進む上り基調のルート。分岐点となる「峰の辻」(看板あり)まで、上りきれば、山頂まではもう一息。


▲左奥が乳首と呼ばれる安達太良山頂


 安達太良山(標高1699m)の山頂からは360度を見渡せる大眺望。毎年5月の第3日曜日が山開きとなります。その後、秋が深まるまでは毎週末ごとに多くのハイカーが訪れ、山頂付近はワイワイ賑やかになります。トレランであれば早朝スタートがおすすめです。


▲これがほんとの空!?

 

 続いては、森林限界の稜線沿いルート(牛の背~馬の背)を北に進んで鉄山避難小屋方面をめざします。

 行くと、「沼の平」と呼ばれる爆烈火口が現れます。クレーターを見下ろしながら進むルートには度肝を抜かれるでしょう。天気が良ければダイナミックな景色が眼下に広がりますが、ガスでまったく視界が効かなかったり、風が吹き出けば稜線ゆえに岩にしがみつくのがやっとというリスクもあります。濃霧はしばしば発生しますので、その点を心掛けなければならないルートです。万が一、天候が大きく悪化した際には、鉄山避難小屋に飛び込みましょう!


 
気分はスカイランナー!

 

 鉄山避難小屋からは分岐をさらに北側に進みます。稜線から沼尻登山口方面へと下ります。
 途中「胎内岩」という岩をくぐり抜けたあたりから足元がガレてきますので十分注意してください。

 
▲胎内岩。大柄な人は、ザックをおろさないと通れませんよ!

▲気持ちがいい下り貴重のトレイルですが、帰り道は、ここを上り返すわけです… 

▲沼尻温泉、中ノ沢温泉の源泉地帯『湯元』に到着

 

 毎分約1万3400リットルという、日本最大級の湯出量を誇り、江戸時代から硫黄の採取が行われていたそうです。シングルトラックの湯引き(パイプ)沿いに進み、右手に白糸の滝を眺めながら進むと、ほどなく開けた駐車場が出てきます。

 ここは、沼尻スキー場の上部、作業道終点の駐車場。「沼尻登山口」ここが折り返し地点となり、復路のスタートです。ここまでの距離が約14km。
 ここからは、沼尻登山口の標識に従って、階段を登り、進んで行きます。登り基調のルートが続き、上り返すような階段が続きます。しばらく進んで行くと、フラットなシングルトレイルとなり、左に降りていく看板が現れます。

 笹葉が茂るルートを慎重に下りていくと、もう一度、湯引きパイプ、湯の華採掘所が見えてきます。そこから先は一度通ったルートを上り返します。


木製の橋を渡れば、先ほど一度通っているルートに復帰します


 鉄山避難小屋まで戻ったら、今度は箕輪山方面を目指し分岐を左に進みます。

 下り基調のルートとなり、鉄山避難小屋から10分ほど進むと道標が現れます。(笹平の僧悟台分岐)。ここからは箕輪山方面ではなく、分岐を右折して、出発点の塩沢登山口(二本松塩沢スキー場)に戻る走りごたえのあるルートです。

 下り基調のダイナミックかつ野性味あるルートですが、6月下旬~7月ぐらいまで、ハクサンシャクナゲ、イワカガミ、9月にはリンドウの花々で賑わいます。地元「あだたら山の会」の方々が定期的に下草刈りを行うことで保持されているので、ぜひ感謝の気持ちを持って楽しんで下さい。

 標高を下げていくごとに斜度がどんどん急になっていき、途中からはグネグネと九十九折りの登山道となります。ブレーキを上手くかけながら進みましょう。渓谷の沢の流れが聞こえてきたら、ゴールまでもう少し。笹平の僧悟台分岐からは約1時間前後のルートとなります。


帰ってきました


 湯川に架かる橋を渡ると、すぐに往路で見た登山道標識[馬返し分岐・3/30番号札]が現れます。この番号札の看板も、地元「あだたら山の会」の方々が手作りで作成した心温まる看板なんです。
 最後はこんこんと湧き出る金剛清水でノドを潤すのも良いでしょう♪


★所感

充分な経験がある中級者~上級者向けのコースです。
渓谷の美しさとダイナミックさを充分に堪能できるコースではありますが、沢沿い、稜線沿いのコースゆえに、悪天候(台風や大雨)の影響を受けやすいので、天気予報や装備には念を入れてください。
場合によっては胎内岩~沼尻登山口方面へと一度降りるコースはショートカットするのも手。
どの場面もアドベンチャーに富んだコースレイアウトであることから開放的な気分になりますが、頭は常に冷静に、余裕を持った行動を心がけたいものです。

雪が解け、木々が一斉に笑い出す新緑の季節。
赤、黄と踊りだすように次々と色づく紅葉の季節。
大自然の躍動を全身で感じられるトレイルがそこに広がっていますよ♪

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