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南アルプス「北岳 肩の小屋」スタッフによる、北岳山頂往復タイムアタック

山小屋の若主人、森本千尋さんの最速記録は13分!

紹介者

地域
中部 山梨県
標準歩行時間
1時間 10分
走行距離
1.3km
標高差
上り:216m 下り:216m

概要

走行適期

コースマップ

行程

北岳肩の小屋~北岳~北岳肩の小屋(往復)

 日本第2位の標高を誇る、南アルプスの北岳(3193m)。その北岳のすぐ北、標高約3010mの稜線上にあるのが「北岳 肩の小屋」だ。

 北岳に最短かつ安全に登るコースとしては、広河原(ひろがわら)登山口から入山し、白根御池(しらねおいけ)小屋を経由して、「草すべり」と呼ばれる斜面を登り、肩の小屋を通って山頂に達するコースが一番に挙げられる。肩の小屋は、北岳山頂にいちばん近い山小屋として、宿泊はもちろん、休憩ポイントとしてもたくさんの登山者に利用されている。


北岳方面から肩の小屋を見下ろす

 

 この肩の小屋の若主人やスタッフたちが、日頃から北岳山頂を往復する「山頂ダッシュ」を行なっていると聞き、話を伺った。

 森本千尋(ちひろ)さん(35歳・写真)は、肩の小屋の3代目。山梨学院大学附属高校では駅伝部に所属。トレイルランテストセンター(山梨県富士吉田市)の加藤淳一さんは1年先輩にあたるそうだ。山梨学院大時代には山岳競技国体強化選手に選抜され、国体に3回出場。1999年の熊本国体踏査競技では6位に入賞している。大学卒業後は陸上自衛隊に入隊し、2年間の任期を務めた後、家業の山小屋経営に携わるようになった。現在も即応予備自衛官(非常勤)として北富士駐屯地に勤務している。

 山小屋経営という仕事柄、トレイルレースに出場する機会はあまりないが、走るのは元々大好き。山小屋の休憩時間を利用して、北岳山頂を往復してタイムを計測する遊び(トレーニング)を始めたそうだ。最近は15分45秒がやっとだというが、過去の最速タイムは13分ジャストくらいだそうだ。

●森本千尋さんのトレラン記録 http://www.mtsn.jp/cl_record/detail.php?id=3198

●森本千尋さんの最速記録に挑戦! http://www.mtsn.jp/course/detail.php?id=36


南側の間ノ岳方面から見る北岳。肩の小屋は山頂の向こう側にある。
なお左奥は甲斐駒ヶ岳、北岳の右後方に
見えているのは八ヶ岳連峰

 

 標高3010mから3193mまで、累積標高差は200m以上。しかも足場は悪い。登山の標準コースタイムは往復1時間10分だから、短縮率は80%以上ということになる。

 遭難救助の現場へ出動する機会も多いが、現場までいち早く駆けつけるには走力が欠かせない。また、いつでもどこでもヘリが来てくれるわけではないので、要救助者を担いで下ろすしかない体力勝負の場面もある。さらには北岳バットレスという岩場を抱えるためクライミング中の遭難も多く、高度な登攀技術がなければ救助などできない。基礎体力を維持するため、山頂ダッシュを続けているのだという。

 また、他のスタッフにも体力づくりのため山頂ダッシュを薦めているそうで、女性スタッフなども挑戦しているそうだ。


仙丈ヶ岳(3033m)の巨大な山体を見ながら、女性スタッフも最速タイムに挑戦中!

 

 みなさんも、北岳に登った際には肩の小屋で森本さんに声をかけてほしい。なお、タイムアタックをする際は、くれぐれも一般登山者に迷惑をかけないよう気をつけてほしい。そのためには、登山者の往来が少ない時間帯を選ぶことだ。また、追い込み過ぎて転倒→骨折などしたら、それこそ森本さんにお世話(=要救助者)になりかねないので、その点にもご注意を。

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