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2017 TRランキング男子総合1位 インタビュー ~ 上田瑠偉、スカイランニングで世界一をめざす~

2018.02.19

2017年 TR年間ランキング1位に輝いた皆さんに、2017年の総括や今シーズンの抱負や目標などをインタビューしました。第1弾は男子総合1位の上田瑠偉さんです。

取材・文=一瀬立子(MtSN)

Q 2017年を振り返って、どんな1年でしたか?

国内では結果を出すことができて、良かったと思っています。海外では一見するといい結果のように見えますが、自分のめざす結果ではなかったですね。せめて一つは優勝したかったです。だから、結果には満足していません。ただ、今の練習であの結果が出せたと思うと、スカイランニングで世界一になるということは、手の届かないことではないということが実感できました。

トレーニングの面では、仕事の都合もあり、時間が足りないなと感じていました。ロードでジョグをしたり、仕事後にトラック練習をして、コンディションを整えながら、山を走るのは週に1〜2回、20〜30㎞。でも、このトレーニングで昨年のような結果が出せたことは、逆に言うと、トレーニグ環境が良くなれば、もっといい結果が出せるのではと思っています。今年からもっとトレーニング時間が確保できるようになったので、トレーニングに集中できます。

Q 昨年、最も印象に残っているのはどのレースですか?

やっぱりハセツネ(日本山岳耐久レース)ですね。2014年に最速記録で優勝してから、2015年は故障で出場できず、2016年は途中リタイアだったので、2017年に2度目の優勝をして、やっとプレッシャーから解放された感じです。

 


2017年 日本山岳耐久レース(ハセツネCUP)で2度目の優勝を果たした(写真=下山展弘 / MtSN)

 

Q 2018年はどんな活動をしていきますか?

2018年は、“2020年に向けた準備の年”です。20年のスカイランニング世界選手権で優勝をめざしています。その目標に向けて、18年、19年はスカイランニングをメインに戦っていきます。2018年は、ゼガマ(スペイン)、リヴィーニョ・スカイマラソン(イタリア)、ドロミテ・スカイレース(イタリア)、スカイレース・コマペドローサ(アンドラ公国)、リモネ・エクストリームスカイレース(イタリア)、スカイランニング世界選手権(イギリス)などのスカイレースに出場し、そのうちのどれかでは優勝したい。世界選手権では5位以内に、スカイランニングワールドシリーズ戦では3位以内に入りたいです。

Q スカイランニングがメインの活動ということですね?

僕は24歳なので、競技を続けていく時間はまだたくさんあります。その中で20代の今やっておきたいことはスカイランニング。このジャンルで世界一になるという結果を出す。その後で、ウルトラトレイルをやりたいと考えています。UTMBで勝ちたいですね。今はまだ練習量的にウルトラで戦う体ができていないと思っているので、時間をかけてその力をつけていきたいですね。

 


Zao Skyrunningのスカイレースを走る上田(写真提供=Zao Skyrunning)


OCCの直後にも関わらずZao Skyrunningのスカイレースで優勝し、アジアチャンピオンに(写真=一瀬立子 / MtSN)

 

Q.話は変わりますが、昨年末テレビCMで上田さんの姿をよく見ました。そのことで何か変わりましたか?

いやあ、知り合いが喜んでくれたくらいで、街で声をかけられるようになったとかってことはないですね。トレイルランニングの認知度はまだまだです。自分がアスリートとして結果を出して、自分の活動を応援してくれるスポンサーについてもらい、またそれによって自分の環境が良くなり、さらにアスリートとしての道が開けていく。自分が世の中で注目されるようになれば、テレビCMなどを通して、トレイルランやスカイランニングをより多くの人に知ってもらえる。自分の後輩たちにも刺激になるし、希望にもなる。もちろん、自分の結果を出すことが一番ですけど、自分が果たすべき役割みたいなものも考えてますね。

 


日本山岳耐久レースの優勝カップを3年ぶりに迎えた上田(写真=一瀬立子 / MtSN)

 

上田瑠偉が走ることで吹く新しい風

上田瑠偉は24歳ながら、日本ではまだマイナースポーツであるトレイルランニングやスカイランニングが、爽快でカッコイイ競技として日本に浸透するべく、自分のやるべきことを自分で考え、実行している。
上田瑠偉はなにかやってくれそうだ。そんなことを予感させる、新しいタイプのパイオニアになりつつある。彼が走ることで吹く新しい風が多くの人に届き、また何か新しいムーブメントが起こる。それはもう始まっているように思う。彼が走った後にできる道はどんなものになるのか、どこに向かっていくのか。今まで誰かが作った「こうあるべき」みたいなものはとっぱらって、自由に思うように進んでいってほしい。

 

《上田瑠偉 2017年の戦績》
ハセツネ30K 優勝
上田バーティカル 準優勝
モントレイル戸隠マウンテントレイル 優勝
スリーピークス八ヶ岳トレイル 優勝
Zao Skyrunning スカイレース 優勝
日本山岳耐久レース 優勝
日光国立公園マウンテンランニング大会 優勝
KOREA 50K 優勝
Zegama-Aizkorri mendi maratoia 8位
Dolomites Skyrace 9位
Skyrace Comapedrosa 3位
OCC 26位

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