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【連載】国内外のトレイルを駆けめぐる、大瀬和文の “GOOD LUCK!" Vol.6 Ultra Trail Australiaレースレポート前編

2018.05.28

ウルトラトレイルを得意とする大瀬和文さんの連載第6弾。今回はオーストラリアで開催された「Ultra-Trail Australia」の100㎞コースに出場した大瀬さんのレースレポートです。

 


文=大瀬和文

2018年5月19日~20日に開催されたUltra-Traila Australia 100(UTA100)に出場してきました。

初めてこのレースに出場したのは2015年。その時に味わった大会の雰囲気やオーストラリアの自然の美しさに魅せられ、2017年に再出場し、9位に入った。2017年の結果により、2018年はオーガナイザーに招待され、再びUTA100に出場することにした。

2015年は18位で、記録は10時間28分。2017年は9位で、記録は10時間8分。コースの変更はあったものの、着実に順位とタイムを上げていたので、今年はTOP5以内で10時間切りを目標にして挑んだ。

正直、3週間前にUTMF2018(168㎞)を完走した後なので、脚や内臓などに疲労があるだろうと思っていたが、この状況で自分がどんな走りができるか、また昨年から取り組んでいるトレーニングがどのように効果を発揮するかと思うと、不安というよりワクワクする気持ちが大きかった。

 

 

私は普段から特別にストイックな生活をしているわけではなく、常に自然体で生活している。体が練習を欲していたら行ない、そうでなければ休む。追い込み時期などは体と相談しながら嫌々追い込むこともあるが、そんな時は練習後のご褒美(ビールやワインなどの嗜好品)を楽しみにがんばるのだ。

継続してきた練習の積み重ねがあるので焦って特別なトレーニングをする必要はない。レースの何カ月か前から練習計画を立てることもあるが、私は結構臨機応変に練習計画を変えている。

1年の中でのターゲットレースを決めたら、そこに向かう過程としてレースに出ることがある。しかし、それでも出場するからにはレースで負けたくないし、勝ちたい。ターゲットレースで世界のTOPアスリートと勝負するなら、他のレースでも負けてはいけないと思っている。力を抑えて出るレースなら、レースに出る必要はなく、自分一人で走ればいい。

 

UTAへ出発
5月15日の深夜の便で羽田を飛び立ち、16日早朝にシドニーに到着。今回は、昨年来た時にツアーのお手伝いをしてくれた現地在住のご夫婦のところにホームステイをさせていただき、レース前日までゆっくりさせてもらった。

マンリーという、シドニーからフェリーで20分ぐらい離れた所にあるリゾート地にホームステイ先はあった。マンリーは海がきれいでサーフィンのメッカだ。いい波が立つことで有名で、なんとオーストラリアで初めてサーフィンが行なわれたところだそうだ。

マンリーでは、日本からの長旅疲れと日頃の仕事の疲れを癒すために、自然体で過ごすようにした。練習も軽く走ったりする程度で、観光地をめぐるために走る感じ。もちろん、おすすめのランニングコースを聞いたりもしたが、それよりもおススメのレストランなどを聞くほうが多かったかな(笑)。

そして、「やっぱり海に来たのだから、海に入らないなんて持ったない!」ということで、秋のオーストラリアでも関係なく海へ飛び込んだ。遊び心は常に忘れないようにしている(笑)。レース前だからあまり無理はできないが、現地でしか体験できないことを楽しむのが私のスタイルだと思っている。

 


UTA2017 50Kで2位に入賞したSophie Brownさん(オーストリア在住)にビーチを案内してもらった

 

レース前日に会場のkatoomba(カトゥーンバ)へ移動。マンリーから2時間ぐらいでカトゥーンバに到着した。ホームステイ先のご夫婦も100㎞と50㎞のカテゴリーにそれぞれ出場するので、会場までの道中はレースの話題で大盛り上がりで、あっという間に会場に到着してしまった。

会場に着いてホテルのチェックインを済ませたら、まずは受付会場・EXPO会場へ向かった。約6000人が参加するレースだけあって、会場のシーニックワールドは大盛り上がりで、受付会場には沢山の人で溢れていた。

 


UTAのスタートゲートも設置完了

 

私は必携品チェックは先に別会場で済ませていた。UTAのサイトに必携品の事前チェックができるお店のリストが載っているので、そこでチェックを済ませ、確認済みの証明書を持って会場へ行けば、たくさんの参加者が受け付けをする中でも、すんなりとナンバーカードとコースマップなどを受け取ることができる。


ナンバーカードは#7。いいナンバーだ!

 

レースブリーフィングの盛り上がりは毎年すごいと思う。昨年のレースの様子を映像で映しながら、コース説明、健康面の留意点や必携品についてなど細かく楽しく説明していく。UTAは天候やチェックポイントの通過時間により、持っていく必携品が少し増減したりするので、このブリーフィングに出ること、また、レースのウェブサイトを事前にしっかりと確認しておくことが必要だ。

ブリーフィングを終えると、EXPO会場を歩きまわった。各ブースにはたくさんの参加者が集まり、行列ができていた。

 


ボランティアスタッフは明るくフレンドリーな人が多い

 

EXPO会場をぶらぶらしていたら、夕食時間になったので、レストランへ移動。ブッフェスタイルでゆったりと夕食を堪能してから、レースの準備をして、21時過ぎには翌朝スタートに向けて就寝した。

UTA100は翌朝の6:20にスタートだ。

 

 大瀬さんのUltra Trail Australiaレースレポートは後編へ続く。

 

【連載】国内外のトレイルを駆けめぐる、大瀬和文の “GOOD LUCK!" Vol.7 Ultra Trail Australiaレースレポート後編

連載】国内外のトレイルを駆けめぐる、大瀬和文の “GOOD LUCK!バックナンバー(Vol.1~5)

 

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