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【連載】「RUNNERS’ TALK」 海外トレイルランレースの魅力って? 第2回 文=吉本 亮

2014.11.04

 海外トレイルランレースの魅力や楽しみ方を紹介する連載第2回目は、「トレイルランニングのウェア」について紹介していきましょう。

 この人速そう! この人初心者? ファンランナー? と、トレイルランナーの第一印象を決める大きな要素が「ウェアリング」。ドレスコードがあるわけじゃないから観察対象にぴったりで、とくに海外レースに出ると、いろいろな意味で発見があり、とても面白い。

 




■見た目を気にしない外国人

 海外では、「自分は自分」と他人の目を気にしない人が多く、好きな格好で走る人が多い。街着的なものは当然として、いま起きてきたばかりでしょ? と見まがう上下スウェットのランナーがいたりもする。だから海外では、見た目で速さや経験値が判断しやすく、ビシッとキメたファッションの人は、それなりに経験を積んだ人が多い。

 


■カタチから入る日本人

 日本では、カタチから入るのが通例となっているためか、プロランナーと初心者が同じファッションだったり、ウェアだけでその人の実力を判断するのが難しい。走り慣れてくるとドレスコードを破る人も出てきて、さらに判別が困難になる。

 それとは別の路線として、参加賞や完走証代わりにもらうTシャツを着る手もある。アパレル系の企業が協賛しているときは素材とデザインがいいモノが多いので、勝負シャツとして使えるものも少なくない。レースに出た、完走した。そんな「トレイルランキャリア」を無言のうちにアピールできるTシャツは、使えるアイテムとして重宝する。


■海外レースに出るためのレイヤリング

 土地勘が働かない海外レースに参戦する場合、日本でのレース以上にレイヤリングで温度調整できるよう準備が必要。前もってレースの写真を見て、どんなウェアで走っているのかチェックするものの、個人差はあるし、天候状況や、レースの序盤と終盤でも着ているものが違ってくる。  

  やはりベースレイヤーには、汗を吸い出すアンダー、セカンドレイヤーには速乾性Tシャツ、寒ければ長袖Tシャツや薄いフリースを羽織って、アウターには風を通さないもの、と揃えておけばどんなところでも走れる。

 
実際にトルデジアンのように昼夜走るレースがあり、昼間はイタリアらしい直射日光で刺すような熱さとなるものの、夜は地面が凍結する寒さという両極端な条件のもとで走らなければならない。

 昼はアンダー+速乾性Tシャツ、夜はアンダー+速乾性Tシャツ+ヒートテックの長袖Tシャツ+薄手のユニクロフリース+アウターにモンベルのバーサライトで、氷点下5度で風速10m以上の風が吹くピークも乗り切れた。この時はチューブバンダナと防風性の高い手袋を装着。

 

■手袋

 わりと軽視されることが多いけど、寒くて手が痛くなり、走るのが苦痛になることもあるから、寒い国のトレイルでは対策を万全にしたい。暖かさを保つフリース生地、風を通さないウィンドストップ素材を使った手袋などを複数用意して組み合わせるのもいい。

 とくに高級品を買わなくても、100円ショップやワークマンなどの作業着を扱っている店で見つけてくるのもいい。厚手のフリース手袋はほんとに暖かいし、デザインも厚みもいろいろ。薄手のものは2枚重ねのベースレイヤーとして使えるから、
その上にガチな手袋を重ねたり、雨の時は水
仕事用のゴム手袋を重ねたり。


 2014年「PTL」(※UTMBの最長レース)では、2日目はずっと暴風雨だったけど、たまに派手なピンクの手袋の人がいて、よ~く見たら水仕事用のゴム手袋だった。

 

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