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天国にいちばん近い島のトレイルを堪能。「ウルトラトレイル・ニューカレドニア」レポート【前編】

2018.11.27

  まだ見ぬトレイルを疾走する。トレイルランナーにとって、日本とはまるで違う海外の山々は「足をそそる」フィールドです。だからこそ旅の目的にもなるわけで、ちょっと気が早いかもしれませんが、2019年のレース&バケーション計画に入れてほしいのがこの写真の「ある島」です。
 

 
壮大なランドスケープが楽しめるニューカレドニアのトレイル
 

  めずらしいこの赤褐色の大地は「ニューカレドニア」の特長のひとつ。大ヒットした書籍&映画『天国にいちば
近い島』のイメージから、透き通った海のビーチリゾートというイメージが強いけれど、じつはトレッキング大国でもあります。そして、世界でここでだけでしか見られない固有植物をはぐくむ豊かな森を駆け抜けるトレイルランニングの大会が開催されています。


島旅とトレイルランが両方楽しめる、それがニューカレドニア・トレイルフェスティバル

 日本からニューカレドニアへのアクセスは、成田空港もしくは関西国際空港から直行便で約8時間。ハネムーン先としても人気で、オーストラリアの東、メラネシア地域に位置します。総面積は日本の四国ほど。ちなみに帰国便は現地の深夜発、日本には早朝帰国となるので、時間を有意義に使えます。
 


ヌメアの街の丘から湾を臨む


  2018年の「ウルトラトレイル・ニューカレドニア」は、この年まで旧コースでの開催でした。時期は5月。南半球なので、ニューカレドニアでは秋口にあたります(2019年は6月初旬の開催)。都市部の平均気温は25℃ほどと過ごしやすく、あいにくの雨模様になったけれど、標高1000mほどのトレイルは絶好の走りやすさ。世界中でもここでしか見られない植物と、海とを交互に眺めるコースは絶景でした。反面、赤土のパートは土の粒子が細かいためかとても滑りやすく、累積標高差以上のテクニカルさがありました。

 

2019年は早朝スタートへと変更される予定

 


あいにくの雨模様。コースはなかなかにワイルドだ

 


登りはまだいいけど、下りはスリッピーな赤土

 

 


現地ランナーの裏ワザ。靴の上にソックス類を巻き付けて滑り止めに。赤土パートを通過し終わったら外す


  参加者の大部分はニューカレドニアのローカルランナーで、オーストラリアやニュージーランドからのランナーもちらほら。フランス本土からのエリートランナーの招待されていました。島レースならではの心地よい雰囲気とホスピタリティで、ガツガツしておらず概して笑顔でフレンドリー。英語も通じます。また、日本人びいきの人が多い印象です。驚いたのはエイドステーションの場所で、4つある山頂すべてに荷揚げされたエイドが開設されていました。今回、日本からは僕イソムラの1人のみ。驚いたのはエイドステーションの位置で、16時間弱かけて110km先のゴールにたどり着き、男子6位でした。5位に入れば入賞だったところ、主催者のダニエルさんの「はるばる来てくれたから」という粋な計らいで、棚ぼた表彰してもらいました。

 


山頂のエイドがありがたい

 

2018年は110km部門に133人が参加、うち99人が完走

 


現地の協会会長も務めるダニエルさん。自ら全ルートを丁寧に(日本並みに)コースマーキング

 


棚ボタでスーベニアを頂戴しました


  このレースは2019年より「New Caledonia Trail Festival 2019」としてリニューアルされ、最長130km/6200mD+のUltra Trail New Caledoniaをはじめとした5つのカテゴリーからなる大会になるそうです。フィールドはグラン・スッドと呼ばれる、本島南部の極彩色の大自然。仏政府が管理する国定トレイル「グラン・ランドネ」がルートに含まれそうです。会場は首都ヌメアから南へと30分強ほど車を走らせた、モンドール山ふもと街。ヌメアからのシャトルバスが運行される予定とのこと。制限時間はイージーな設定で、最長カテゴリーの130kmの完走者にはUTMBやUTMFといったレースのエントリーに必要となるITRAポイントが5ポイント付与されます。

 


赤の大地を駆け抜ける

 


国が管理するトレイル「GR」のサイン

 


グラン・スッドには手つかずのフィールドが残る


<ニューカレドニア トレイルフェスティバル2019>

日程:2019年6月8~9日
場所:ニューカレドニア、プリュム
距離:134.7km/6180mD+、71.4km/2980mD+、29.5km/1670mD+、18km、8km
制限時間:37.5時間(UTNC 130)、24時間(Trail 70)など ※いずれも仮
参加費:未定
アフターパーティ:6月10日夜(2018年実績)
主催:Union des Trailers de Nouvelle-Calédonie
大会ウェブサイト→こちら

 

 先日よりエントリーが開始されていますが、2018年のことを考えると制限人数に達することはなさそうなので、直前まで迷って決められます。ジメジメした6月の日本を離れて、バカンスがてら南半球のトレイルを堪能、ついでにポイントもゲットしちゃいましょう。

後編ではニューカレドニアならではのお楽しみを紹介します。


文:礒村真介(100miler) 写真:藤田慎一郎
協力:ニューカレドニア観光局、エア・カレドニア・インターナショナル航空

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