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ますます盛り上がるSKIMO(山岳スキー競技)! プロ山岳スキーヤー小寺教夫さんによる2018-19シーズン・ワールドカップ&世界選手権の転戦記

2019.05.31

小寺教夫さんは、三重県・鈴鹿山脈を拠点に活動するプロ山岳スキー選手。国内の多くのSKIMOレースで入賞し、数々の好成績を残している小寺さんが、2018/19シーズン、世界の舞台への挑戦を決めた。なんと、シリーズで開催されているワールドカップ全6戦すべてに参加し、加えて世界選手権にも参戦したのだ。

SKIMOでは、日本から世界の舞台に立つ選手はまだまだ少なく、世界で闘った選手の経験は大変貴重。そんななか、1シーズンで7戦も世界の舞台に立った小寺さん。「世界で闘う」ことで得たものについて語ってもらった。

文・写真=小寺教夫


First Step to the world!!

2018/2019のウインターシーズン、私は国際スキー登山連盟(ISMF)が主催するSki mountaineering(SKIMO)のワールドカップツアー全6戦を転戦しました。ワールドカップの歴史の中でアジアからフル参戦をした選手はこれまでなく、今回の私がアジアから初の全戦参戦者となりました。近い将来、オリンピック種目入りも有力視されているSKIMOですが、まだまだ日本ではマイナースポーツであるというのが現状です。この転戦記が読者の方々とSKIMOとの出会いとなり、日本のSKIMOの発展につながることを期待しながら、この冬の経験を書き進めていきたいと思います。


What’s SKIMO?

 さて、MtSNでも過去に紹介されているのでご存知の方も多いかと思いますが、ここであらためてSKIMOについて紹介します。SKIMOとは「Ski Mountaineering」の略で、日本語で言えば「山岳スキー競技」となります。日本で山スキー、バックカントリースキーと呼んでいる雪山登山を競技化したスポーツです。具体的には、雪山に決められたコースをスキーを使って登り(時にはスキーを担いで登る)、滑ってタイムを競います。距離の短長やコース内容などによりいくつかの種目に分かれていて、インディビジュアル、バーティカル、スプリント、チームレース、リレーの5種目が実施されています。このうち、インディビジュアル、バーティカル、スプリントの3種目がワールドカップでの実施種目です。

 

ヨーロッパでは人気スポーツのSKIMO。冬季には、国際大会だけでなく、
ローカル大会も毎週各地で行われている

 

ワールドカップ第1戦、オーストリア・ビショフスホーフェン大会では、なんとスキージャンプ台を使ってスプリント種目を開催。ノーマルヒルを登り、ラージヒルを滑り降りるレースは、エキサイティングそのもの!

 

山の仲間に支えられて

 2018/19シーズン、私は目標をワールドカップツアー全戦転戦と世界選手権(2年に1度の開催)への出場とし、遠征計画を練りました。長期にわたる海外遠征を計画する場合、課題となるのが時間と資金です。昨年、私はSKIMOにすべてを賭けるべくサラリーマン生活に別れを告げたので、幸いにも時間的な部分はクリア済。残るは資金面。多少はサラリーマン時代の貯えがあったものの、全6戦(ヨーロッパ5戦、アジア1戦)が行われるワールドカップに世界選手権(スイス)を加えると遠征期間は延べ2ヶ月を超えるものに。手持ちの資金ではギリギリか、途中で尽きる可能性もありました。

そんな状況に支援の手を差し伸べてくれたのが、所属する朝明アルパインクラブのメンバー。私の遠征をバックアップするために後援会を発足させ、たくさんの寄付を集めていただきました。資金的なバックアップはもちろんですが、身近な方々からの心強い応援が何よりの追い風となり、ついに世界への挑戦が始まります。

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