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冬季オリンピックの候補種目にもなっている注目のニュースポーツ「山岳スキー競技(SKIMO)」の魅力とは?

2019.12.27

「山岳スキー競技」(SKIMO・スキーモ)は、最近、日本で注目され始めている新しい冬季山岳スポーツ。ヨーロッパではたいへん人気があり、日本のマラソン大会のように、冬の間は毎週末各地でレースが開催されている。国際大会としてワールドカップや世界選手権も開催されており、さらには冬季オリンピックの候補種目にもなっている、これから大注目のウィンタースポーツだ。そんなSKIMOの魅力や楽しみ方、2019/20シーズンの国内レーススケジュールを紹介しよう。

文=横尾絢子 写真=倉橋俊行・辻野 聡


SKIMOは自然の地形のなかで「登ったり・滑ったり」することを楽しむスポーツ。そのため、「上手に滑る」ことを目指すスキーとは、違った楽しさがある。最近はランニング愛好者、特にトレイルランニングやスカイランニング愛好者の参加が増えている。


SKIMOは山を登ったり、滑ったり、自然の地形を楽しむ山岳スノースポーツ
(2019 山岳スキー競技日本選手権大会より)



2019 山岳スキー競技日本選手権大会(栂池高原スキー場)のスタートシーン

 

日本国内のSKIMOのレースは、5年ほど前には全国3か所のみでの開催だったが、ここ数年でレースの数が急速に増え、2019/20シーズンは、全国各地7ヵ所で10以上のレースが開催される予定。長野県のヤマボクワイルドスノーパークでは新レースが誕生する。


山岳スキー競技(SKIMO)とは

SKIMOはSki Mountaineeringの略。広義では山をスキーで登り、滑る行為(山岳スキー)そのものを指す。狭義では、山岳スキーのレース(競技)を指すこともあり、日本では後者の使われ方をすることが多い。



ミレーカップ・パラダ山岳スキーナイトレース2019のスタートシーン。
夕方スタートで、照明のないゲレンデを登って滑るのが特徴だ(撮影=辻野 聡)


SKIMOのレースは、スキーを使って雪山の決められたコースを走破し、そのタイムを競う。コース中には、スキーの滑走面にシール(滑り止め)を貼りつけて登ったり、オフピステ(非圧雪面)を滑ったり、またはスキーを担いで登ったりするセクションがある。登りから滑りへ、滑りから登りへと切り替わるトランジションパートでは順位の入れ替えが起きることが多く、見どころの一つ。
 


2019年のミレーカップ・パラダ山岳スキーナイトレース、ロングコース男子は
小川壮太選手が僅差でゴール。優勝を勝ち取った(写真=辻野 聡)
 

登りから滑りへ、滑りから登りへと、スキーシールの着脱を行うトランジションを
いかに素早くおこなう行うかが勝敗を分けるポイント

 

種目は、バーティカル・インディビジュアル・スプリントの3種目。バーティカルは登りのみの競技で、インディビジュアルは登りと滑りの両方を含む。スプリントも登りと滑りを含む、とても短い距離で行われる。スキー場内だけでなく、スキー場外の自然地形なども使って行われることもある。このため、コースによっては、雪山登山に相当する装備が必携となることも。道具は、通常のスキーに比べて、スキー・ブーツ・ビンディングともに超軽量で、登りにも適した仕組みになっているのが特徴。ハイテクな道具を身にまとい、心拍数を極限まで上げて、コースを駆け抜ける選手の様子は、見ている観客にも興奮と感動をもたらしてくれる。
 


2019年 SKIMO全日本選手権・男子(国際規格部門)優勝の小川壮太選手、
左が2位の藤川健選手、右が3位の加藤淳一選手
 


【2019-2020 山岳スキー競技(SKIMO) レース開催予定】

※V=バーティカル S=スプリント I=インディビジュアル

1/3(金)
「skimo in ban.K」(I) *シリーズ第1戦
さっぽろばんけいスキー場(北海道)
北海道で開催されるシリーズ戦。山岳アスリート・藤川健主催。初心者も参加しやすい草レース。


1/18(土)・19(日)
「TOGA SKIMO FESTIVAL」(V・S・I)
旧スノーバレー利賀スキー場(富山)
昨年、初開催された新しいレース。V・I・Sのすべての種目を実施している数少ない大会。


1/25(土)・26(日)
「SKIMO official tournament in YAMABOKU」(V・S・I)

ヤマボクワイルドスノーパーク(長野)
今年初開催の注目レース。開催地のヤマボクは、自然地形を生かした非圧雪斜面が特徴のスキー場。


2/1(土)・2(日)
「赤倉温泉山岳スキーレース」(V・I)
赤倉温泉スキー場(山形)
東北唯一の山岳スキーレース。初心者も楽しめる草レースながら、独特のコース取りが特徴的。


2/15(土)
「ミレーカップ・パラダ山岳スキーナイトレース」(I)
佐久スキーガーデン パラダ(長野)
2016年から続くナイトレース。硬い急斜面が非常にテクニカルで、体力だけでなく技術も必要なのが面白い。


2/23(日・祝)
「skimo in ban.K」(I) *シリーズ第2戦
さっぽろばんけいスキー場(北海道)
北海道で開催されるシリーズ戦。山岳アスリート・藤川健主催。初心者も参加しやすい草レース。


3/14(土)・15(日)
SKIMO official tournament in YAMABOKU(V・S・I)
ヤマボクワイルドスノーパーク(長野)
今年初開催の注目レース。開催地のヤマボクは、自然地形を生かした非圧雪斜面が特徴のスキー場。


4/4(土)・5(日)
「山岳スキー競技日本選手権大会」(V・I)
栂池高原スキー場(長野)
第14回を迎える日本選手権。春雪の難しいコンディションで、毎年さまざまなドラマが生まれる。


4/12(日)
「白馬八方尾根スーパーバーティカルレース」(V)
白馬八方尾根スキー場(長野)
日本で唯一の本格的バーティカルレース。長大な八方尾根を駆け上るスケールの大きなコース取りが特徴。

※レースの詳細については、各レースの主催者へお問い合わせください。
※日付等、変更になる可能性もあります。

★山岳スキー競技の情報サイトSKIMO JAPAN もチェック! 上掲レースの詳細については、
SKIMO JAPANのHPより、各レース主催者にお問合せください。

 

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