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【連載】「RUNNERS’ TALK」 海外トレイルレースの魅力って?       第3回 文=吉本 亮

2014.12.04

 海外トレイルレースの魅力や楽しみ方を紹介する連載第3回目は、海外トレイルレースにおける「食」についてのアドバイスを紹介します。

 もしみなさんが海外のトレイルレースに初挑戦するとしたら、「食事の自給準備」を確実にしておくことが大切。日本のさらっとした食事に慣れていると、エスニックで油っこいものばかり出る地域に行ったら食べられなくてパワーダウン、レースもDNFなんてことになりかねない。

 好き嫌いがある人ならなおさら、レースを走るためのベストコンディションを維持するためにも、レース本番までの食材は日本から持っていったほうがいい。

 

■なにを持っていく?

 まずは食べ慣れたもので、長期保存できるものがいい。それでいて手間をかけずに作れて、食欲をそそる食事となると、やっぱりご飯+レトルトカレーが一番。ごはんはアルファ米という手もあるけど、山頂にアタックするほど重さにシビアじゃなければ、普通のパックのごはんで十分。これなら一食200gで約100円とコスパもよし。

 カレー以外にも、牛丼や中華丼などのレトルトもあるし、ふりかけや塩で代用するとコンパクトで軽量化もできる。卵かけごはんは国内ならまだしも、海外でやるとサルモネラ菌などが怖いのでやめておこう。

 手間をかけずに長期保存できるおかずなら缶詰を。焼き鳥の缶詰めを乗せて焼鶏丼、サンマの蒲焼きの缶詰めで蒲焼き丼。乗せただけでは見た目が味気ないので、きざみ海苔や七味などでドレスアップすれば立派な一品。醤油系の味なので、日本食が恋しくなった時にも有効だ。

 

■米じゃなくてもいいのなら

 ベースとなる炭水化物がご飯じゃなくてもいいのなら、ラーメンやパスタもいい。ラーメンならカップヌードルのリフィル(袋タイプ)やチキンラーメンという手があり、パスタだと切り欠きが入っていて短時間で食べられるものがある。

 手間が面倒じゃなければ、ジップロックに水と一緒に入れておいて、十分に水を吸わせておけば、温めるだけですぐに食べられる。甘いものがいいならサトウの切り餅+きな粉、または缶詰めか袋入りのあんこと一緒にという手もある。

 

 

■どうやって熱湯を調達する?

 ホテル泊なら、お湯が沸かせるケトルが備えてある場合が多く、なければロビーに行けばもらえることが多い。自分でお湯を沸かすなら、全世界対応の電気ケトルを持って行くのが一番簡単。日本の100Vからヨーロッパの240Vまで使えて、水を入れてコンセントに繋いでスイッチを押せば、5分程度で400ccの水が沸く。

 筆者は国内のレースでも持ち歩き、朝イチでカップ麺を食べる際に重宝している。海外に持って行く時はコンセントの変換アダプターを用意しとこう。大きめの100円ショップに行けば全世界の形状が揃う。
 

 

 

 

■電気がない時は?
 テント泊などコンセントが利用できない時は、山道具の出番。コンロは燃料の種類によって大別され、火力が大きいけど取り扱いが微妙なガソリン、空き缶でも作れるけど火力調整や燃料の取り扱いに難があるアルコール、持ち運びが簡単で安いけど火力が弱い固形燃料などがあるなか、やっぱり主流はガスタイプ。

 お湯を沸かすのがメインならジェットボイルを使う人が多く、これなら500ccの水を3分以内で沸かせる。調理が好きならボンベとバーナーが分離するもので、さらに100円で買えるカセットコンロのガスを使えるものだと経済的だ。ただし海外のレースだと、どの燃料も航空機には積めないので、現地で調達できる燃料のコンロとなる。

 

■燃料を現地調達するなら
 日本国内の離島ならカセットコンロのガス缶を使うものが便利。現地のコンビニ(よろずや)に行けばたいてい置いてある。海外ではニュージーランドのようなアウトドア立国なら、田舎でもアウトドア用の丸いガスボンベが入手しやすい。
 

 

 よろずやもないアフリカや未開の 地ではガソリンコンロが便利。ガソリンスタンドを見つけたらそこで買えるし、バーナーヘッドを替えると灯油も使える。
「ボイラーワークス」というブランドから発売されているバックカントリーボイラーは、ケトルの下部に燃焼室が用意され、そこに木の枝などをくべて燃やす湯沸し器。火が内部を通るために効率よくお湯が沸く。時間に余裕があれば、そんな火遊び(?)もまた楽しい。

 

 

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