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連載エッセイ トレイルランナー山田琢也の「RUN FOR LIFE」 NO.009 イイヤマのチカラ

2015.07.31

第9回 イイヤマのチカラ

 私の地元・長野県飯山の自然を存分に味わってもらおうと企画した、女性限定のフィールド体験イベント「マーンデイイヤマ2015」 を7月4日(土)・5日(日)に開催しました。いや〜、まーんで楽しかったー!! 「スタッフさんや地元の方の郷土愛に感動しました!!」「飯山は初めて訪れましたが すっかり虜です!!」などのアンケート結果を読みながら、涙がちょちょぎれそうです。■マーンデイイヤマ公式サイトは→こちら



飯山のまーんで素敵なトレイルをのんびり歩く。
「まーんで」とは「とても」や「すごく」といった意味の飯山の方言です。
 

 飯山をアウトドアスポーツの街に!

 飯山ってどんなイメージがあるだろう。スキーが盛んでウィンタースポーツのメッカ。それともトレイルラン関係者にとっては、班尾や信越五岳をはじめ、近くには野沢温泉や黒姫山などもあり、走りたい山がたくさんあることかな。でも、それぞれに魅力があるけど、フィールドとして、アウトドアスポーツを楽しむために飯山に行こうっていうイメージは薄いのが現実だと思う。

 全長80kmに及ぶ信越トレイルや、日本一長い千曲川が流れ、四方八方にスキー場があるという遊びどころ満載の立地。水がキレイで、食べ物だっておいしい。せっかくだから、もうひとつ言わせてもらうと、たぶん人もいい。しかし、それぞれのフィールド(観光スポット)が点在していて、それを繋ぐ二次交通が弱いという弱点がある。だから、その二次交通をアクティビティに置き換えることで、「豊かな自然」という飯山が持つ自慢の素材をつなぎ、満喫する旅を提案できるんじゃないか、というのが今回のイベントの発端。

 私たちには力もお金もない。ないものを無理やり作ることはできないけど、飯山にはさまざまなアウトドアスポーツができる恵まれた自然がある。財産である自然環境をそのまま使い、自然に負担をかけずに、とことん楽しんできた私たちだからこそ、その特色を活かした楽しみを多くの人に伝えていけるんじゃないか。そんな思いで、地元の仲間たちに声をかけた。
 

イイヤマガイズとアドベンチャー

 旅の始まりは、JR飯山駅から宿泊先の「森の家」までMTBで22kmを走るツーリングから。ガイドには斉藤亮(MTB Jシリーズ3連覇中。チームブリヂストンアンカー所属で飯山在住)と、同チームの小林輝樹監督。
「ちゃんと到着しないと道で寝ることになりますよ〜!」って、信号がほとんどない(22kmの間にわずか3カ所。それも市内を抜けるまでの最初の3km内)から走りやすい!

 


飯山周辺はBIKE天国。MTBで走ると、まーんで気分爽快!


 そんな飯山ロードをひた走り、到着後には、元クロスカントリースキー選手だった私と山室忠(クロスカントリースキー国体通算5勝・飯山市在住)がガイドとなり、ノルディックウォーキング。ブナ林をゆる〜り歩いて、クーリングダウン。夜はイイヤマガイズによるおもてなしディナー。地元食材のお米、野菜、きのこをふんだんに使った男飯。一か八か、適当に材料を放り込んだきのこの炊き込みご飯が好評で安心しました。

 


2日目は信越トレイルから。まーんでいい笑顔!


 2日目は信越トレイルからスタート。落ち葉の積もったフカフカ極上トレイルを関田峠から8km程度トレイルランで進み、チェックポイントのトン平からはバイクに交換。山から川へぐんぐん下って、最後はラスボス・庚センパイ(庚 敏久。ラフティングやカヌー&カヤックツアーを主催するパワードライブR117代表。飯山市在住で私の高校スキー部先輩)が待つ日本一の大河「千曲川」へ。


フカフカの信越トレイル。まーんで気持ちいい!


道の駅「里わ」のランチをめざして走ります。まーんで疲れたぁ〜!

 

 


飯山って漢字で書くとメシとヤマなんです。まーんで美味しい!


 ラフティングって急流でやるものでしょ!? いやいや、緩やかに流れる千曲川で「こんなにアクティブなラフティングしたことない!」と大爆笑しながら、旅の最終フィニッシュ地点の湯滝温泉へと繋ぎました。
 こんなメニューで、2日間で飯山をグルッと一周。自分たちの脚で繋いだ大冒険でした。
 


ゆる〜りラフティングからのバトルタイム! まーんで女子強し…

 

 ・・・ところで、「冬の飯山にも興味深々です!」という感想や「女子対象だけじゃなくて、男子もガイドしてよ〜!」という声もあったので、すでに冬のイベントを悪だくみ中。そうです、私たちの得意なクロスカントリースキーやスノーシューです! ズクだして(気合入れて)ワケショで(私たちが)盛り上げていくんで、オラホへ遊びにこらし!(遊びに来てね!)

SpecialThanks:イイヤマのワケショ→マキ先輩、浅野慧、田中淳、山本浩二、吉越一平

 

山田琢也(やまだ・たくや)

1978年長野県生まれ。飯山南高校~同志社大学ではクロスカントリースキー選手として活躍し、社会人となってスキーアーチェリーに転向。3年間のドイツスキー留学ののち、2007年ロシア世界選手権優勝。同年にトレイルランニングと出会い、以降トップシーンで活躍中。現在はスキーポールやワックスを取り扱う(有)ジェイエフデザインに勤務しつつ、NPO法人insideoutスキークラブのアクティビティリーダーとして、飯山・木島平を拠点にさまざまなアウトドアスポーツの魅力を発信している。

山田琢也公式Facebook

 

【連載バックナンバー】

第1回 クロスカントリーの世界からやってきました

第2回 信越五岳トレイルランニングレース110km レポート

第3回 レースをやめる決断について

第4回 アスリートと休養について その1

第5回 アスリートと休養について その2 

第6回 0.1秒差で負ける

第7回 信州のトレイルシーズン開幕!

第8回 アラフォーのチカラ

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