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短期集中連載:チーム「TJAR2014」、PTL参戦記 vol.1

2015.08.21

 毎年8月下旬にヨーロッパアルプス・モンブラン周辺で開催されているUltra-Trail Du Mont-Blanc(通称UTMB)。UTMBは、最も人気の高いUTMB(100マイルレース)をはじめ計5種目のレースが同時期に開催され、そのうちの1種目がPTL (La Petite Trotte à Léon)だ。PTLは、2~3名のチームでの参加となり、コース上にルート表示がない(ナビゲーション技術や登山技術が必要)、距離約300km(概算)、累積標高差2万8000m(概算)、制限時間は142時間という、他の4種目とは趣の異なる、壮大なスケールのレースだ。
 昨年、出場した「チーム三馬力」(メンバーは定廣和典さん、關 淳一さん、山田慎也さん)が日本人チームとして初めて完走を果たした。このPTLに、今年はTJAR2014を完走した3名がチームを結成。その名もチーム「TJAR2014」! 昨年に続き、日本チームとして2組目の完走をめざす。
 今回、短期集中連載としてチーム「TJAR2014」のPTL参戦手記をお届けします!

***


8月21日20時30分、出発間際の関西国際空港から、撮れたてホヤホヤの写真です。
左から、雨宮浩樹、米田英昭、佐幸直也

 

 ボンジュール!

 はじめまして! アマッチこと雨宮浩樹です。
 突然ですが、我々は日本人トレイルランナーにもお馴染みのUTMB(ウルトラトレイル・デュ・モンブラン)のシリーズ5レースのうち、PTLに出場するチーム「TJAR2014」です。チーム名の由来は「チーム結成まで」をご覧ください。
 今回、PTL出場にあたり参戦手記を連載させていただくことになりました。レースの模様や現地の様子を楽しくお伝えできればと思います。

 まずはPTLの紹介から…。
 PTLはフランス・スイス・イタリアにまたがって開催される世界で最も有名な100マイルトレイルランニングレースであるUTMBシリーズ5レースのうち、距離300km、累積標高差2万8000m、制限時間142時間のレース。正式名称は「La Petite Trotte a Leon」。訳すと…「レオンの小トレック」? 意味がよくわかりません…(どうやら「たいした事ないからがんばれよ」というスラングらしい)。コースプロフィール的にはTJARのロード区間を抜いたような感じだろうか。
 PTLは他のレースと大きく趣きが異なっており、
・3人または2人1組
・コース上にルート表示なし
・順位付けなし
という特徴がある。

 アドベンチャーレースやTJARに近いが正式にはレースではないのかもしれない。完走者は全員が表彰台に上がるというのも、完走者は全員が勝者ということなのだろう。昨年2014年大会に出場した「チーム三馬力」が日本人チームとして初完走し、大きな話題となった。チーム三馬力の皆様には、我々が参戦するにあたっていろいろなアドバイスをいただいています。

<チーム結成まで>
 きっかけは、アマッチが参加した去年のUTMBで目撃した光景からだった。UTMBを完走し、身支度を整えて仲間のランナーを待つためゴールまで向かっている途中、数名のランナーがシャモニーの街中を走っていた。UTMBのコースから外れていたので、単純にコースロストかと思って選手をよく見てみると、それはシャモニーに帰還するPTLの選手達だった。観客に混じり市街地を走る、充実感に溢れた選手達がとても眩しかった。TJARをなんとか完走し、次の目標を模索している時にその光景はとても刺激的だった。奇数年はTJARが開催されないこともあり、2015年の目標として、PTL出場はとてもいい案だと思った。
 帰国後よく調べてみると、同じようなコースプロフィールのトルデジアン(TDG)と違い、チーム戦、コース表示なし、エイドが少ないなど冒険要素が強く、とても魅力的に見える。
 むむむ、これは楽しそうだ…。ぜひ参加したい! しかし、北海道には一緒に出てくれる仲間はいなそうだ。そこで、走力的にも近そうで苦楽を共にしたTJAR2014初出場初完走組に声をかけることにした。
 TJAR2014の報告会(昨年10月)で久々に顔を合わせた時に話題を振ってみると、数人が興味ありだったので、出場できる手ごたえはあった。

 しかしその後しばらく放置してしまい、12月のエントリー直前に再打診することに。そこで誘いに乗ってくれたトニー(米田英昭)、サコさん(佐幸直也)と無事に出場にこぎつけた。エントリーはクリック合戦もありドタバタだったので、仮でチーム名を「TJAR2014」と命名する。あとで変更しようと思っていると、2人は変更なしでいいとの意見で、そのまま「TJAR2014」というチーム名になった。我々がTJAR2014を代表する選手だとは思っていないものの、そう思われても仕方なく、チーム名の段階で追い込まれてしまった…(汗)。TJARフィニッシャーの先輩方の名誉のためにも、なんとしても完走したい。

(次ページではメンバーを紹介します!)

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