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アドベンチャーレース「GODZone Adventure」への道(1) 『準備編』

2016.03.31

文=小畑剣士

<まず、はじめに>
 2016年春、私たちは桜を見ることなく日本を出発し、桜の散るころに戻ってくるはず。
 主に社会人で構成される私たち、「ADVENTURE TEAM REAL DISCOVERY」がチャレンジするレースは、ニュージーランドの南島、カイテリテリで開催される総距離500km、累積標高差1万5000m、7日間ノンストップのアドベンチャーレース「GODZone」です。

 今回は、ウェブサイトでのレースレポートと、帰国後には報告会を開催する機会もいただきましたので、海外レース参加への過程を紹介することで、少しでも皆さんのアウトドアでの遊びの幅を広げられる一助になればと考えてます。

 

<チームメンバー4人の紹介>
 私たち「ADVENTURE TEAM REAL DISCOVERY」は、社会人アマチュアチームです。まずは目標レースを設定し、メンバーを集め、レースに向けた準備とトレーニングを行ないます。またレースまでの工程は日常の仕事にも通じることが多く、チームビルディング、プロジェクト管理など、いろいろな要素が詰まっています。
 まずはチームリーダーを務める小澤郷司。製薬会社に勤務しながらアウトドアスポーツを嗜み、2010年より海外のレースに参戦。2011年、2013年の日本国内最大級のレース『X-ADVENTURE』で優勝、準優勝と、国内外のアドベンチャーレースで活躍。またアドベンチャースポーツ普及のため、株式会社Real Discovery Outdoorsを設立し、講習会やイベント運営などを積極的に行なっています。


小澤はひと足早くニュージーランドに到着!

 

 アドベンチャーレースは女性1名のチームが多いのですが、今回は2人の女性が参戦します。

 1人目は高橋珍子。普段は看護師。MTB、ロングトレイル、ウルトラマラソン、カヤックなど何をとっても日本の女子でトップレベルのプレイヤー。陽気で明るくムードメーカー的存在。

 もう1人は、元イーストウインドメンバーで、現在ニュージーランドで生活する中澤綾子。国内のトレイルレースで活躍したのち、イーストウインドに合流し海外レースを経験。更なる機会を求め、2013年ニュージーランドに渡り、2015年は地元チームでGODZoneに参戦。地の利を生かし日本に現地情報を提供するなど、そうした面でも心強いメンバーです。

 そして最年長の私、小畑剣士。2008年初めて国内でアドベンチャーレースを経験し、2012年『トランス ジャパン アルプス レース』完走を最後にアウトドアの世界から離れていました。昨年ヨーロッパアルプスを舞台にしたトレイルレース「TDS」に出場、またマレーシアのアドベンチャーレース「Royal Belum Iron Bound」でチームに合流。海外レースの新たな魅力を知り、このレースへの参加を決めました。


写真左/高橋と小畑は3/29に成田空港から出国した
写真右/中澤は3月4日に行なわれたMotatapu Ultra Runの51kmソロで優勝

 

 今回はこの男女2名ずつの4名で参加しますが、育児のため今回不参加の南大介がマネジメント面で強力にサポートしてくれており、物心両面でチームを支えています。

 

そして本日3/30、高橋と小畑がカイテリテリに到着!
 

 


メンバー4人全員がようやく合流し……

 


スーパーで必要物資を買い出しして……

 


4人揃って初のMTBライドに出かけ……
 

 


締めはジャグジーでビール! 4/1にはブリーフィング、スキルチェック、装備チェックがあるそうだ

 

<アドベンチャーレースとは>

 そもそもアドベンチャーレースとはどのようなレースかといいますと……。

1.複合競技である
 基本は、トレイルランニング、カヤック、マウンテンバイクの3種目。その他、ロープワーク、洞窟探検、ラフティング、コースタリングなど、開催地の自然を生かした競技が加わります。

2.コースは自由選択
 
スタート直前に配布される地図とコンパスを駆使し、地図に記されたチェックポイント(CP)を廻り、ゴールにいちばん速く到達することを競います。各CPまでは決まったルートはなく、コース選択は各チームの自由です。そのための大事な技術がナビゲーション、地図読みです。体力だけでは勝てない総合力が問われるレースでもあります。

3.チームレースである
 
女性1名以上を含む4名を1チームとします。チームはまとまって行動し、お互い助け合いながらゴールをめざします。まさに、チームワークが結果に大きく作用します。

4.機械の使用不可
 
移動は人力頼み。エンジンの付いた乗り物は使用禁止、主催者、主催者の認めるサポート以外は禁止。もちろんGPS、緊急時以外の携帯電話の使用も禁止です。

 ざっとルールはこの4つです。要は無駄なものを排除した非日常、壮大な大自然の中で、知恵と体力とチームワークでゴールをめざすスポーツ、というか遊びです。

 

<出国>
 いよいよ出国2週間前というタイミングで、装備点検やパッキングなどの最終的なチェックを行ないました。また、小澤、南、高橋、小畑は『鋸山アドベンチャーウィークエンド』の運営なども行なっていました。仕事だけではなく、さまざまな準備に追われる毎日が続きます。
 出発直前を迎えるなか、出発前の仕事の追い込みや、風邪のため体調を崩したりと、準備や最終トレーニングが思うようにはかどらない状況も続きました。また、ニュージーランド在住の中澤に送ったレース装備が出発日までに届かないなどトラブルが重なります。出国の日を目前に、大きな波に翻弄されるよう右往左往しながら、それでもメンバーはいよいよ出国の日を迎えました。まずはスタートラインに4人で立つ。アドベンチャーレースでは、スタートラインに立つことがレースの半分の要素を占めていると言っても過言ではないと思います。スタートラインに立てば、あとはなんとかなる、くらいの勢いで行くつもりです。
 そして今日3/30、現地でようやく4人全員が揃いました。ここからはニュージーランドからレポートしていくことになります。ぜひ日本から応援いただけますと幸いです。

 

【MtSNイベント】 4/20(水)、アドベンチャーレース「GODZone Adventure」報告会&交流会を開催。ナビゲーションゲームもあり! → 情報はこちら

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