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アドベンチャーレース「GODZone Adventure」への道(3) 『実況編(前編)』

2016.04.06

 Team Real Discovery(RD)の一員ですが、今回は日本居残り組の南より、レースの実況をお送りします。

 スタート前日の4月1日(金)にチームメンバーと会話した様子では、装備の準備も完了し、メンバー全員かなりリラックスできている様子でした。特に女子2名は体調も絶好調とのこと。男性陣2名は日本での風邪からの回復過程にありますが、ほぼ問題ないとのことでした。スタート当日の朝には、すべてのギア(食糧込み)を大会スタッフへ提出し、スタート直前に地図を渡されます。


配られれたすべての地図を並べると……。完走するにはすべて踏破しなければならないのだ

 

 そして、4月2日(土)現地時間正午(日本時間AM8時)、ニュージーランド南島北部のカイテリテリでレースがスタートしました!


スタート前の選手。左から中澤綾子、高橋珍子、小畑剣士、小澤郷司の4人

 

<Day1(4/2): Stage1 コースタリング・カヤック>
 最初のステージは、コースタリング(Coasteering)とカヤックということで、早くも入水タイム。2015年ワナカ大会でもそうでしたが、スタートで濡れるという演出は毎年変わらないのか?と思わせる展開です。コースタリングから各チームはタンデムのカヤックに乗り換え、一気に30km先のTA(トランジションエリア)1をめざします。このカヤックの時点で、RDは57位。やはり、ニュージーランドやオーストラリアのチームはパドリングスキルがとても高いので、速いです。ただ、これはチームとして折り込み済みでしょう。

<Day1-2(4/2-3): Stage2 MTB-O・MTB>
 カヤックを終えたチームはMTBに乗り換え、まずはMTBオリエンテーリングステージを進みます(その名のとおり、オリエンテーリングのMTB版です)。その後、MTBステージとして山岳エリアへ進みます。このステージの距離は60kmですが、大会による完走想定の予想タイムは、なんと13時間という見積もりでした……。いったい何が待っているのでしょうか……。
 RDが山に入る頃には日の入りを迎えました。この区間、ナビゲーション的選択肢がいくつもありえるため、ルートチョイスが鍵を握りますが、夜になると難易度が何十倍にも上がります。GPSトラッキングを見ている限りでは、大きなルートミスもなく進んでいたようですが、やはりペースは遅くなります。ただ、体調さえ問題なければ、初日は徹夜で進むと想定していましたが、ビバークするこをと決めた模様。何かトラブルでもあったのか、少し気になるところです。ただ、2日目の日の出と共に、行動を開始しましたが、その後はいいペースで進みました。この区間で、トップから最後尾まで一気に差が開き、RDはかなり後方のチームとなりました。


今大会には、ラグビーのニュージーランド代表で長くキャプテンを務めたリッチー・マコウも出場している(公式サイトから転載)

 

<Day2-3(4/3-4): Stage3 山岳トレッキング>
 今度は、MTBから山岳トレッキングのステージへ。Red Hillsと呼ばれる山岳エリアを踏破するこの区間の距離は52km(累積標高差3250m)ですが、大会予想の完走想定タイムが27時間と見積もられています。登山道を進むわけではなく、まさにルートファインディングをしながら進むことになるため、やはりナビゲーションが要となるでしょう。そして、このステージに入ると、RDが猛烈な追い上げを見せます。一気に6チーム近くを抜き去ります。RDが順調にこのステージを進める一方で、いくつかのチームではハプニングも発生。韓国チームはこのステージを棄権。現地のあるチームは、ケガ人発生によりヘリで救助されました。また、ルートがわからなくなり、24時間迷走した結果、本部にルートの指示を仰ぎリタイヤしたチームも。当然、これらのチームは失格となります。このステージは相当過酷だったらしく、全チームがボロボロになって終えていたようです。RDは、このステージでポジションを上げましたものの、38時間を要していました。

<Day4(4/4): Stage4 MTB・オリエンテーリング>
 山岳トレッキングの終わりからロトロア湖までは、MTBとオリエンテーリングの区間ですが、ここで気になるのが、5日目・午前7時の関門です。この関門をクリアしなければ、ショートコースといって一部の区間をショートカットすることになります。フルコースでの完走をめざすチームとしては、なんとか関門に間に合いたいところ。見積もりではかなりギリギリのラインですが、順当にこのステージを終えたRDは、TA4にてカヤックの準備をしています。果たして関門に間に合うのか? すべてはStage4の攻略にかかっています。
 負けるなReal Discovery!

 

●4月20日(水)夜、「報告会&交流会」を開催

 4月20日(水)19時から、東京・神保町の「インプレスグループセミナールーム」で、Team Real Discoveryメンバーによる、GODZone Adventure報告会を開催する。
 アドベンチャーレースは、トレッキング・MTB・カヤックなどなど、さまざまな移動手段を用いるのが特徴だが、すべてのベースにあるのは「地図を読んで自力でルートを決め、目的地まで早く・楽に移動する」というナビゲーション技術だ。実際にリアルディスカバリーが体験してきたニュージーランドの大自然、レースの模様を、地図でルートを追いながら、動画・静止画を見て解説してもらう予定。要所要所の地図は参加者全員に配布し、次のポイントまでのルート取りをみんなで考えるゲームタイムも設ける予定。
 20時30分からは、ドリンクを飲み、レースで実際に使用した道具に触れながらの交流会形式。ナビゲーション力アップにもつながるナビゲーションクイズも行なう予定。
ナビゲーション力を向上したい人、アドベンチャーレースに興味のある人は、ぜひ参加してみよう!


●ウェブサイトからの応募は終了しました。


■連載「アドベンチャーレース『GODZone Adventure」への道」バックナンバーを読む
 

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