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菅平スカイライントレイルランレース2016、スカイマラソンの部(42km)、出場レポート

2016.06.28

 今回は、6月12日に行なわれた第9回 菅平スカイライントレイルランレースの「スカイマラソンの部」(42km)に出場した「あつくす」さん(MtSNトレイルラン部)によるレポートです(スカイハーフの部・21kmに出場した井上ゆきさんによるレポートはこちら)。

 

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 MtSNをご覧の皆さま、トレイル走ってますか?  MtSNトレイルラン部のあつくすです!
 今回は、6月12日に菅平高原で開催された「第9回菅平高原スカイライントレイルランレース」の模様をお伝えします。

 菅平高原トレイルランレースはスカイランニングの国内シリーズ戦として選定されています。種目はSKYで今回はその第2戦。出場するエリートランナーには上田瑠偉選手を筆頭に、もの凄く速い選手が勢揃いします。

 今回のレースは全3カテゴリで開催され、私が出場したのは最も長いスカイマラソン(約45.5㎞、獲得標高2500m)。今回、同じMtSNトレラン部からは4人のメンバーが参加していたのですが、スカイマラソンに出るのは私1人だけ。他のみんなはスカイハーフ(約21㎞、獲得標高1200m)での参加です。
 えーと……、いや?さびしくなんかないですよ?ええ、まったく。

 さて、レースが開催されるのは日曜日。前日の土曜日は受付や選手ミーティング、トレラン講習会などが行なわれます。ここで予想外(?)に楽しかったのが、選手ミーティングの後に開催された前夜祭です。菅平高原のある上田市は某大河ドラマで大盛り上がりということもあり、前夜祭には某武将が応援に駆け付けてくれたのです。これにはテンションが上がりました。さらに抽選会も行なわれ、およそ4人に1人の割合で豪華景品が当たるという大盤振る舞いでした。まあ、私は何も当たりませんでしたが。いや、悔しくなんかないですよ?
 ちなみに参加賞のBuffは、某大河ドラマの某武将の家紋をモチーフにしたデザインになっており、こちらもテンションが上がります。

 


参加賞のBuff。これはレアですよね!


 後夜祭も終わったところで宿に向かおうとしたところ、なんと雨が降っているではありませんか。しかも結構激しい雨。翌日のトレイル状況に不安を覚えつつ、眠りにつくのでした。

 そして大会当日。見事に晴れています。この調子ならトレイルの状況はなんとかなりそうです。まずは朝食です。スカイマラソンとスカイハーフはスタート時間が異なります。必然的にスカイマラソンへ参加する選手は早起きをしなければなりません。ということで、他のメンバーが爆睡している4時過ぎに起床して宿の朝食をとります。もちろん1人きりです。
 いや? 全然さびしくないですよ?

 レース当日の朝食はがんばって多めに食べるようにしているのですが、この日はなぜかさらに余計に食べ過ぎてしまうという事態が発生。しかも食後のコーヒーまで堪能。結果的にこれが後々に効くことになったのですが。

 そして、いざスタート会場へ。他のメンバーも見送りに来てくれました。いつもスタート前はバタバタしがちなのですが、この日はGPSもキッチリと準備して万全の態勢でスタート!

 まずはスタート直後のロード区間を経て、大松山スキー場をめざします。大松山スキー場の登りでは、前日に開催されたトレラン講習会で講師をされていた松本大さんに教わったパワーハイクを意識しながらモリモリ進みます。

 


ゲレンデの登りは地味につらい。が、まだまだ序盤戦。みなさん元気です


 スタートから約1時間が経過。初めてのエイドになるA1エイドへ到着。お腹はまったく空いていないのでスポーツドリンクのみをいただき、足早にエイドを後にします。次のA2エイドまではほどよいアップダウンで、気持ちよく走れてしまう区間が続きます。

 やがて到着したA2エイド。このエイドは往路と復路で2回通過することになり、次に通過するときは最終エイドになります。エイドのスタッフの皆さんは最後までお手伝いいただくことになります。本当に頭が下がる思いです。元気に戻ってくるぞ!と思いつつ、ここでもあまりお腹が空いていなかった私はまたもやスポーツドリンクのみをいただき、出発。

 A2エイド直後の菅平高原スキー場を過ぎ、まもなく到着するのがシュナイダー碑です。このあたりは見晴らしがいい草原が広がり、実に気持ちがいいです。

 


シュナイダー碑をバックに。自撮りはどうも恥ずかしい。なぜ若い女性はあんなに自撮りができるのか。不思議でなりません

 


天気もよくて、見晴らしもよい。緩やかな下りはとっても走りやすい!


 牧場で飼育されている牛などに遭遇しつつ、A3エイドへ。A3エイドはスカイハーフの折り返し地点になります。このエイドもA2エイド同様に復路でもお世話になるエイドです。ここではスポーツドリンクのほかにコーラ、そしてブドウをいただきました。エイドに果物があるとうれしいですね!

 


レース中に何度か遭遇した牛。近いです。牧草食べています。というか放し飼い状態です


 さて、距離は20㎞を過ぎ、中盤戦。ここで今回のレースで1つ目の山場となる四阿山(あずまやさん)に向かうルートが待ち構えます。山頂へは向かわないものの、標高は1900mを超えることになります。標高差は400mほど。さすがに疲れが出てくる選手もちらほら。途中で立ち止まったり、木陰で座り込んだりする選手が出てきます。

 


ここから本格的な登りがスタート! 日差しが強いです

 


青い空! 続くトレイル! 流れ落ちる汗! トレランって素晴らしい

 


登り終わってほどなくで出てきた大明神沢。冷たくて気持ちいい!


 そして、A3エイドに二度目の訪問。ここでようやく10時スタートしたスカイハーフの選手と出会います。とはいえ、トレラン部のメンバーなんてどこにいるかわかりません。とりあえず、途中ですれ違うことを期待しつつ先に進みます。

 二度目のA3エイドを過ぎたところですでに30㎞を過ぎ、いよいよ終盤戦です。ここで今回のレース最大の山場となる小根子岳が行く手にそびえます。標高差500mを一気に登る最もつらい区間。

 


小根子岳への登りはこのあたりから。あれ、なんだか天気がどんよりしてきました。こころなしか選手の皆さんもどんより?


 登山道は石が多く、なかなか登りづらい! そして地味につらい! ここまで割と順調に進んできたと思っていましたが、順調にペースダウン。登っては立ち止まり、なんとなく後ろを振り返って無駄に写真を撮る、の繰り返しです。このあたりで、小根子岳を登り終え、駆け下りてくる選手とすれ違うようになります。駆け下りてくる選手の顔はなんだか晴れやかです。それに引き換え今の自分ときたら……、と思いながらとにかく登り続けます。

 そんな感じで黙々と登り続けていると、「おーーーーい!」という声。声のする方向を見やると、トレラン部期待の新入社員・シラハセくんが駆け下りてくるではありませんか! せっかく声をかけてくれたのに、手を上げて応じるのが精一杯でした。が、なんだかうれしかったのは内緒です。

 


慌ててアクションカメラで撮影したものの、あっという間に過ぎ去っていくシラハセ(写真中央付近)くん。カッコよく撮れなくてゴメンよ


 小根子岳手前はフラットなトレイルに。ここで行く手に小根子岳が見えてきます。なんでしょう、小根子岳が見えたとたんに疲れが吹き飛んだ気がします。人間というものは不思議なものです。

 


あれが小根子岳か!となって疲れが「すぽーん!」と吹き飛んだような気がしました


 小根子岳では多くの選手が小休憩を取っていました。私も休憩しようかと思ったものの、なぜか「ここでゆっくりしてはダメだ! すぐに先へ進め!」と感じてしまい、そそくさと小根子岳を後に。ちなみにこの時点でようやくお腹が空き始めました。

 ここからは基本的に下り基調です。残り10㎞を切ったという気持ちもあり、下りを駆け下りる気力が復活。モリモリ下ります。「そりゃー、晴れやかな表情にもなるよね」と実感した瞬間でもありました。

 途中のロードで若干ダレつつも、この日二度目、そして最終エイドとなるA2エイドに到着。ここで奇跡が! なんと、スカイハーフに出ていたトレラン部のミヤザキさんとイノウエさんに遭遇。いやー、この時は本当にうれしかったです。

 


「いやー、俺、もう1周するからさ」と意味不明な発言をする
ミヤザキさん(左)と、バナナをもぐもぐ食べているイノウエさん(右)


 最終エイドでは、最後の最後にあるちょっとした登りに備えてバナナをいただき、ラストスパートへ。と、気づけば2人は先に行ってしまったようで、急いで追いかけます。ほどなくミヤザキさんには追い付いたものの、イノウエさんは猛然とラストスパートをかけているようで、なかなか追いつけません。

 最終的にはフィニッシュ会場直前でイノウエさんの後ろ姿をとらえ、数秒差でフィニッシュ。そして嬉しかったのはフィニッシュ会場にトレラン部のシラハセくんとニッタさんが待っていてくれたこと。フィニッシュの瞬間を写真に収めてくれました。ほどなくミヤザキさんもフィニッシュし、トレラン部のメンバー全員がうまい具合に揃うという理想的な形でレースを終えることができました。

 


フィニッーーーーシュ!


 前半戦がスピードを出しやすい一方で、後半戦に登りが待ち構えているという点では非常におもしろいレースだったと思います。前日の抽選会など、レース以外のおもてなしも素晴らしいと感じました。スカイランニングの第2戦ということで、うまくすればトップランナーの走りを間近で見られるというのもよいところではないでしょうか?

 

■あつくすさんのレースリザルト 7時間2分35秒 116位/完走340人 TRポイント:495.86
あつくすさんのMtSN MyPAGEへ
あつくすさんのトレラン記録「第9回 菅平スカイライン トレイルランレース スカイマラソン42km 男子」

■関連情報
第9回 菅平スカイライン トレイルランレース スカイマラソン42km 男子 リザルト
菅平スカイライントレイルランレース2016、スカイハーフの部、出場レポート(文=井上ゆき)
「ニッタ」のトレラン記録
「ニッタ」のMtSNマイページ

 

 

 

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