文=佐藤慶典、 デザイン=アペックスデザイン、 協力=カシオ計算機
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山モリ!フェス2019で「WSD-F21HR」を体験

2019年10月5日・6日に開催された最大級の登山イベント「山モリ!フェス」。
このイベントと連動し、小川壮太プロによるPRO TREK Smart(プロトレック スマート)の
体験講習会が実施された。両日10名、計20名の抽選で選ばれたトレイルランナーが
小川プロの指導のもと、「WSD-F21HR」を試用! その体験会の様子をレポートする。


小川壮太
おがわ・そうた
山梨県甲州市を拠点に活動するプロ山岳アスリート。陸上競技からスタートし、現在はトレイルラン、山岳スキー競技に取り組み、一年を通じて山で活動している。山岳アスリートとして国内外のレースに出場するほか、甲州アルプスオートルートチャレンジなどのレースプロデュースも手がける。元教師の経験を生かし、ランニング講習会を積極的に開催。分かりやすいレッスンにも定評がある。
トレイルランアプリを立ち上げて、まずは現在地をチェック
トレイルランアプリを立ち上げて、まずは現在地をチェック

体験講習会のコースは、山モリ!フェス会場となった神奈川県立秦野戸川公園を出発し、牛首から三ノ塔までの単純往復とした。

午前9時に講習会をスタート(1)。まずは、トレイルランアプリを立ち上げて、現在地をチェック。「トレイルラン専用のアプリがあって、また、日本語表示なので使いやすいです。それでは、カラーマップで現在地を確認してみてください」と小川さん(2)。素早く衛星を測位し、精度の高い現在地確認がとれた。日本の衛星「みちびき」などを測位するため、安定した位置情報が受信でき、また、予めWDS-F21HRに地図をダウンロードしておけば、携帯電話の電波が届かなくても、高精細な地図が利用できる(3)。

林道から登山道への分かれ道。行き先はどっち?
林道から登山道への分かれ道。行き先はどっち?

林道を進みながら小川さんが参加者へ声をかける。「WDS-F21HRには、待望の心拍計測機能が搭載されました。ですから、現在の心拍数や最高・最低心拍数などを表示することが可能です」。モノクロとカラーの複層液晶で、フィールドでも数値を判読しやすいフェイス(4、5)。

道標が出てきた場所で、どちらへ進路をとるか悩む一同。「レース中のコースロストは致命的です。とはいえ、地図を出して確認するのも時間がかかる。WDS-F21HRのように高精細なカラー地図表示と精度の高いGPSの機能があると、素早く進むべき方向がわかります」と小川さん(6)。フェイスに表示された方位を確認し、整置し、進むべき登山道を見い出せた。予めコースのログデータをWDS-F21HRに取り込んでおけば、地図上に青い線で進むべきルートが示されるので、簡易ナヴィゲーションとして利用できる(7)。

5日は晴天に恵まれ、富士山も望めた(8)。休憩時には、小川さんによる、足の運び方や姿勢のとり方など、トレイルランに関する基本的なレクチャーが行われた(9)。

 


心拍計でオーバーペースを抑止しながら、山頂を目指す!
心拍計でオーバーペースを抑止しながら、山頂を目指す!

実走とレクチャーを繰り返しながら牛首に到着(10)。

呼吸を整える小川さんの時計のフェイスを見せてもらう。心拍数はすでに86BPMにまで落ちている。安静時のBPNは40ちょっとだというから驚きだ。WDS-F21HRは、フェイスに表示される数値をカスタマイズ可能で、最大4つまでフェイスを増やすことができる。小川さんの場合は、上段に心拍数、中段に経過時間、下段に現在時刻というメインフェイスの設定となっていた(11)。

「僕は心拍数をバロメーターにしながら走ります。レースでは、最後まで自分の組み立てを崩さない人が強いんです。周りの人のペースに左右されず、自分のペースで走ることが重要なんですね。たとえば「150BPNなら30時間行動できる」など、自身の1分間の心拍数がいくつだったら、何時間行動し続けられるのかを、練習を通してデータを積み上げ、それをレースに生かすといいでしょう」とアドバイス。

フェイスに表示された心拍数を気にしながら登る参加者たち(12)。WDS-F21HRには、現在の運動強度が5段階でわかる「心拍ゾーン」表示機能も備わっている。数値だけでなく5段階の色で、直感的に運動強度(心拍数)を把握することもできる。

ペースを上げ、山頂へと向かう。12時前に到着、三ノ塔は厚い霧に包まれていた(13)。フェイスで各種データを確認。「高度推移グラフ」表示にすると、ずっと登りだったことがわかる(14)。

 



軽快に下山。一日の行動を視覚的に振り返る
軽快に下山。一日の行動を視覚的に振り返る

山頂での昼食を終えると、雲が上がり快晴に。小川さんとの記念撮影をし、下山へ(15)。

下りでの足運びやバランスのとり方、体の使い方などのレクチャーのあと、軽快にトレイルを下る(16、17)。途中の休憩で、フェイスを「心拍数グラフ」表示にし、時系列の心拍数を確認してみる。登りの最中、運動強度が高くオーバーペースだった時間(赤い棒グラフ)が2か所あることが把握できる。昼食を挟んで、下りはオーバーペースがなく、いい調子(18)。

スタート地点へ戻り、フェイスを通して一日の行動を視覚的に振り返ってみる(19)。

「WDS-F21HRは、さまざまなデータがとれますし、多彩なアプリとも連動できます。人気のYAMAPとの連動もできますから、データを蓄積し、日々のトレーニングに役立てるといいでしょう」と小川さん(20)。

最後に、WDS-F21HRのプレゼントクイズが行われ、講習会は終了。トレイルランにおけるWDS-F21HRの機能性の高さや有用性を知るいい機会になりました。 

 

User’s Voice

冨沢大介さん
「今まで心拍計のない腕時計だったので、『追い込んでるから、心拍がこれくらいだな』って感覚に頼ってました。これなら、一目瞭然。トレーニング効果が上がりそう」

池野みのりさん
「高精細な地図が腕時計で見れるってスゴイ。しかも地図をダウンロードできるから圏外でも使える。紙地図と併用すれば、コースロストなしで行動できると思います」

鈴木夏人さん
「GPSの捕捉が早く、精度が高くてストレスがない。本体はもちろん、アプリとの連動など、機能がありすぎ。でも、慣れれば、いろんな事ができるってこと。使いこなしたい」

中谷英史さん
「画面が大きくて見やすいし、タッチパネルの操作性も優れています。バンド部分は立体的で、細かな調節もできていい。なにより、ガッシリした感じでかっこいいですよね!」